- 使い方がいまいちよくわかっていない!
- 具体的なトレードで使うにはどうしたらいいの?
- フィボナッチ分析でより利益を出す方法を知りたい!
といった悩みを解決できる記事になっています。
この記事で解説する分析のやり方4点を理解すれば、テクニカル分析初心者でも相場の分析ができるようになりますよ。
なぜなら、私もこの手法で安定して利益を出せるようになったからです。
それでは、以下でこの分析の基礎知識と代表的な使い方について紹介します。
目次
FXでフィボナッチ分析が重要である理由
もともとは数学用語として有名ですが、実はFXや株のトレードでも使用できます。
それは、黄金比がFXのチャート上に現れる傾向にあるからです。
FXのチャートは、トレーダーの心理によって形成されているので、人間が心理的に美しいと感じる形が自然とチャートに出現します。
よって黄金比を取り入れて相場の転換点を予測可能で、フィボナッチ分析が重要になります。
フィボナッチを使ったテクニカル指標4つ
フィボナッチの分析は、以下に示すようにいくつか存在します。
- リトレースメント
- アーク
- ファン
- タイムゾーン
FXではフィボナッチ・リトレースメントがオススメ
リトレースメントがもっともメジャーな分析です。
メジャーなテクニカル指標は多くの投資家に使用され、そのテクニカル指標が示す重要なラインは、より意識されるようになります。
すなわち、メジャーなテクニカル指標を使うほうが的確な分析をしやすくなる傾向にあります。
FXフィボナッチ・リトレースメントの引き方3ステップ
それではまず実際の使い方について説明していきます。
フィボナッチ・リトレースメントは高値安値のラインを指定するだけで意識されやすいラインを示してくれます。
そのため単純かつ便利なテクニカル手法なので、使う際の手順としても以下の3ステップのみになります。
- トレンドが発生したことを確認する
- トレンドの高値と安値を結ぶ
- 5つの比率に注目する
1:トレンドが発生したことを確認する
フィボナッチ・リトレースメントはレンジでは機能しづらく、トレンド発生時に機能します。
レンジのサポートを割れるなど、トレンドが発生したらフィボナッチ・リトレースメントを引いてみる癖をつけるとよいでしょう。
2:トレンドの高値と安値を結ぶ
トレンドが発生したら、明確な高値と安値を形成するのを待ちます。
その高値と安値を結べばラインが引け、意識される0.618ラインなどが表示されます。
前日の安値と高値を目安にする
ここで、どの高値と安値を結べばいいのか迷う人もいるでしょう。
この手法は短い時間軸でも長い時間軸でも機能しますが、長い時間軸でのラインがより影響力を与えます。
そのため、前日の目立った価格にも注目して何通りものパターンを試してみるのがいいでしょう。
3:5つの比率に注目する
この手法で表示されるラインはほとんどの場合0.236、0.382、0.5、0.618、0.764です。
この水準でレートが反応する傾向にあり、この5つを覚えておくとトレードを有利に進められるでしょう。
FXフィボナッチの使い方4つ
この分析を実際の取引で使う際に有効な方法は以下の4点です。
- 「押し目」と「戻り」を予測する
- トレンド転換を極める
- サポートラインやレジスタンスラインとして見る
- 逆張りで使う
それでは詳しく説明していきます。
1:「押し目」と「戻り」を予測する
この手法はトレンドが出ているときに働くのは上でも述べましたが、それを利用して調整の深さを予想し、トレンドに乗るようなトレードの際に非常に役に立ちます。
なぜなら、トレンドの押し目や戻りはこの手法のラインで反発し、大きなトレンドに戻る場合が多いからです。
トレンドが強い場合
トレンドが強い場合は、調整は弱くなる傾向にあり、この手法でいうと23.6%などが反転のポイントとなりやすいです。
2:トレンド転換を見極める
23.6%などの小さな調整は上昇も小さくなってしまうケースが多いです。
それに対し、50.0%などの大きな調整の後は反発も幅も大きくなりやすく、トレンド転換となりやすいと判断できます。
このように、どのラインで反発したかを見ると反発の幅もある程度の予想が可能です。
3:サポートラインやレジスタンスラインとして見る
大きな時間軸で目立った高値安値を付けた後、その間でレンジのように推移するようなケースでは、反落したラインで、抵抗線や支持線として機能する場合が多いです。
これを知っていれば、よりトレードで有利に立ち回れるでしょう。
ラインと交差するポイントはより強い抵抗/支持帯になる
この手法はシンプルであるがゆえに、他の手法とも合わせやすい点が特徴の1つです。
たとえば、意識される安値高値の水平ラインや、チャネルラインなどとこの手法のラインが重なるような価格帯は、より強い抵抗/支持帯になるといえます。
4:逆張りで使う
トレンドが発生しているときに、調整のタイミングでエントリーを狙うのがこの手法の一般的な使い方です。
すなわち逆張りの手法としてフィボナッチは優秀であるといえます。
機能しそうなラインにタッチするときに反対方向にエントリーすると、優位性のあるトレードが可能となります。
フィボナッチのポイント2つ
この手法を取引で使用する上で、いくつか使い方のコツが存在します。
ここでは、代表的な以下の2つのポイントについて説明します。
- ローソク足の時間は長いほどよい
- ほかのテクニカル指標と組み合わせる
1:ローソク足の時間は長いほどよい
基本的に時間軸が短いラインほど短期的にしか機能せず、時間軸が長いラインほどより強く、長く機能する傾向にあります。
分足や時間足だけでなく、日足や週足で手法を試してみる点も重要です。
指標発表後でトレンドが明確なら短時間足も有効
指標発表後は価格が大きく動き、かつ大勢の投資家が値動きをチェックしています。
そのためトレンドが明確な場合であれば、トレードをしている人のメンタルを反映するこの手法は機能しやすくなります。
そのような場合は短い時間軸でもかなり有効なアプローチとなります。
2:ほかのテクニカル指標と組み合わせる
上述したように、この手法はシンプルな手法ゆえにほかの手法と組み合わせやすく、とくにライン系の手法とは相性がよいです。
高値安値の水平ラインや、チャネルラインなどとこの手法のラインが重なるところでは反発する可能性が高くなるので、積極的にエントリーしていきましょう。
フィボナッチを使うときの注意点 2つ
この手法は強力なテクニカル手法ですが、必ずしも絶対ではありません。
ここでは、この手法を使う際の以下の注意点2つについて説明していきます。
- フィボナッチの起点を固定しない
- フィボナッチは絶対ではない
1:フィボナッチの起点を固定しない
この手法は目立った価格同士を結んでラインを表示しますが、自分が結んだ高値安値が大多数の投資家に意識されていなければ機能しません。
対策として、いろいろな高値安値を試して、機能していそうなラインを引く点が大切です。
2:フィボナッチは絶対ではない
絶対的に正しいテクニカル指標は存在しませんが、この手法も同じく絶対ではありません。
過信して大きなロットでエントリーしたり、反転するはずだといってナンピンしたりするのはあまりよい判断とは言えないでしょう。
FXフィボナッチ・エクスパンションの使い方
エクスパンションは応用的なテクニカル分析であり、161.8%などの安値高値より外にラインを表示するものです。
主としてイグジットの参考に使い、トレードの出口戦略を立てる際に参考になるテクニカル指標といえるでしょう。
「押し目」、「戻し」が決まった後にフィボナッチエクスパンションを使いましょう。
FXフィボナッチでオススメの書籍2冊
フィボナッチによるトレードは色々な書籍でも解説されており、ここでは代表的な以下の2冊を紹介したいと思います。
- フィボナッチ逆張り売買法
- フィボナッチトレーディング〜時間と価格を味方につける方法〜
それでは以下でそれぞれの書籍の特徴について説明していきます。
1:フィボナッチ逆張り売買法
こちらの書籍は、この手法の考え方をもとにFXをはじめ、さまざまな相場のチャートパターンに対して分析をしています。
チャートパターンごとの分析について詳細を学びたい方にはぴったりの一冊です。
2:フィボナッチトレーディング〜時間と価格を味方につける方法〜
こちらの書籍は、この手法の基礎である高値安値の見極めの分析方法が解説されています。
また、かなり精度の高い手法を開発してそれらを紹介しています。
基本から応用までしっかりと理解したい方にオススメの一冊です。
チャートが見やすいオススメFX会社2選
この手法による分析をする際は、他のテクニカル分析を同時に行う場合が多く、チャートの見やすさは分析をするうえでとても重要です。
ここでは、チャートが見やすいオススメのFX会社について紹介します。
チャートが見やすく使いやすいYJFX!
- 高機能なMT4チャートを使って分析したい人
- 使いやすいスマホアプリで取引したい人
- 1,000通貨単位の少額取引を希望する人
- 色々な通貨ペアでトレードしたい人
YJFX!はチャートの見やすさが評判のFX会社であり、多くのテクニカル分析も使えるので、フィボナッチ分析するうえで、優秀な会社です。
また、世界中で使用されるFXトレードツールのMT4にも対応しており、使いやすさではFX会社の中でも上位であるといえるでしょう。
チャート画面や取引画面もシンプルで見やすく、初心者でもストレスなく取引できますよ。
豊富なテクニカル指標のGMOクリック証券
- 1万通貨単位で取引したい人
- チャート画面が見やすい人
- 複数のプラチナチャートを簡単に起動できてほしい人
- テクニカル指標が豊富であってほしい人
GMOクリック証券は、プラチナチャートと呼ばれるインターフェイスを備えています。
テクニカルツールの数、フィボナッチなどの描画ツール、チャートタイプの数でもかなり優秀なインターフェイスです。
とくに描画ツールは見やすさに定評があり、フィボナッチ分析を中心にやる方にはオススメのFX会社です。
また、チャート画面や取引画面の見易さはFX会社の中でもトップクラスなので、FX初心者だけでなく経験者からも定評があります。
FX フィボナッチの使い方 まとめ
上記で紹介したフィボナッチ分析によるトレードを実践すると、今後はテクニカル分析で悩むことは一切なくなり、テクニカル分析で優位性のあるトレードをすることができます。
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
- フィボナッチは黄金比に基づく投資家心理を表すテクニカル指標
- フィボナッチ・リトレースメントはトレンド相場において非常に役に立つ
- フィボナッチは他のテクニカル指標との組み合わせでさらに正確性が増す
「慣れないし、めんどうだな」と最初は思うかもしれませんが、一度身につけてしまえば、フィボナッチ分析を使用した勝率の高いトレードが簡単にできるようになります。