FXの追証とは?覚えておくべき追証の仕組みと発生させないコツ4つ

追証とは?仕組みと回避のコツ

FXをやる場合、避けて通れないのが追証です。


ただし、追証という仕組みは初心者にとっては、少しわかりづらいのも事実です。

この記事で解決できる疑問
  • FXの追証ってなんだろうか?
  • 追証はどういったときに発生するのか
  • 追証を払わないでいるとどうなるのか

ここでは、こういったFX初心者にとってわかりづらい部分を解説しています。


この記事を読めば、追証で重要な部分はひと通りマスターできます。ぜひ、チェックしてみてください。

FXで発生する『追証』とは?

FXで発生する追証とは?

FXで発生する「追証」とは追加証拠金の略称です。


トレードの成績によって、FX業者に預けている証拠金は増えたり減ったりしますが、その証拠金が不足したときに、追加で入金する証拠金を追証といいます。

どういうときに追証を払うのか

追証はトレードをしていて損失が拡大し、証拠金維持率が一定の水準以下になったときに求められます。


各業者が定める証拠金維持率の水準を下回ると、マージンコールと呼ばれる注意をうながす連絡が送られてきますが、そのときに追証を求められる場合が多いです。


証拠金維持率と計算方法については、以下の記事を参考にしてください。

追証とロスカットの違い

追証は証拠金維持率が一定水準を下回った時に求められる、追加の証拠金です。


強制ロスカットは、その追証の連絡を無視した場合に、投資家保護のためFX業者で強制的に含み損を決済してしまう仕組みです。


どちらも、含み損が拡大したときに発動する仕組みですがロスカット基準値が違います。


順序としてはまず追証を求められ、その後に強制ロスカット発動となります。


ロスカットについて詳しく知りたい方はコチラの記事をごらんください。

追証を払えないと地獄?

追証を払えない場合、FX会社によって強制的にポジションを決済されてしまいます。


相場の急激な変動によって大きな含み損を抱えた場合、借金(口座残高がマイナス)になってしまう可能性もあります。


この借金が大きくなると、財産の差し押さえなど大きな経済的ダメージとなり、通知や電話がくる場合もあり、家族に迷惑をかける可能性があります。

FX会社毎のロスカット基準

追証や強制ロスカットが発動する基準はFX会社によって異なります。


そのため、利用するFX会社の基準は、トレード前に一度確認しておく必要があるといえるでしょう。


主要なFX会社のロスカット基準については、以下のとおりです。

FX会社ロスカット基準
DMMFX
証拠金維持率が50%以下となった場合
FXブロードネット
証拠金維持率が100%以下となった場合
外為オンライン
L25Rの場合、証拠金維持率100%未満
L25の場合、証拠金維持率20%未満
YJFX
証拠金維持率50%を下回った場合
SBIFX
証拠金維持率が50%以下となった場合
GMOクリック証券
証拠金維持率が50%以下となった場合

FX追証を発生させないコツ4つ

追証を発生させないコツ

FXの追証を発生させないためには、コツがあります。


基本的に、トレード時に注意して行動していれば追証は避けられるので、以下の4つのコツを参考にしてみる点をオススメします。

追証を発生させないコツ
  1. 追証発生前に入金する
  2. ポジションを両建てする
  3. 損切りする
  4. FX会社の機能にこだわる

コツ1:追証発生前に入金する

追証を避けるには追証が発生する前に、証拠金を追加で入金するのが一番です。


もっとも、追証を求められてから入金してもお金の動き的にはたいした差はありません。


ですが、FX会社からせかされて入金するより、自ら入金するほうが多少は気持ちに余裕を持てます。

ブレイクのシグナルがあれば入金しよう!

相場の節目となる高値や安値などのブレイクが起きた、もしくは、起きそうなら証拠金を入金するのもひとつの手です。


証拠金が多いほど含み損にも長く耐えられるので、トレンド転換の目安となるブレイクが起きそうなら、証拠金の追加入金も考えるべきです。

コツ2:ポジションを両建てする

同じ通貨ペアで買いと売りの両方のポジションを持つ、「両建て」をしておくと、利益と損失が相殺されるので証拠金の減少を防げます。


保有ポジションを解消したくないけれど、追証を発生させたくないなら、両建てをしてしのぐのもひとつの方法です。


ただ、通貨ペアによってはマイナススワップが発生する可能性もあるため、長期保有には注意したいところです。

コツ3:損切りする

追証を払いたくないなら、含み損が拡大した段階で損切りするのが一番です。


損切りをしてしまえば、損失が確定するため追証を求められなくなります。


追証を求められるほどに含み損が拡大する前に、損切りをして次に備えるのが、トレーダーの正しい姿勢といえるでしょう。


損切りの目安について詳しく知りたい方はコチラの記事をごらんください。

コツ4:FX会社の機能にこだわる

追証を避けるためには使いやすいFX会社を利用するのもポイントです。


チャートツールの機能やレイアウトなど、その会社が使いやすいかどうかで成績は大きく変わってきます。


追証が発生するほど大きな損失を発生させないためには、FX会社の機能にもこだわりたいものです。

FX会社別!追証のルール

FX会社別の追証ルール

大手国内FX会社の追証についてのルールをご紹介します。

FX会社追証ルール
DMMFX証拠金判定時刻に、証拠金維持率が100%を下回っていた場合に発生します。
解消には追加証拠金額以上の入金をするか、保有しているポジションの決済をすることで解消されます。
YJFX
GMOクリック証券
外為オンライン追証制度はありません。
ただし証拠金判定時刻に、証拠金維持率が100%を下回っていた場合は、全ポジションロスカットが発生します。
SBIFX
FXブロードネット 証拠金額判定時刻に、 証拠金が不足(基準はコースによって異なる)していると判定された場合発生します。
解消するには、不足額を追加入金するか、または保有中のポジションを決済することで解消されます。

機能が充実!おすすめFX会社3社

おすすめのFX会社

追証を避けるためには、マージンコールのあるFX会社を利用する点が非常に重要ですが、これはどのFX会社にもあります。


一方、テクニカル機能の細かい部分ではいろいろと違いがあります。


ここでは、テクニカル関連でオススメの3つのFX会社を紹介します。

おすすめのFX会社

描画ツールも搭載:GMOクリック証券

FXでオススメのFX会社はGMOクリック証券

GMOクリック証券チャートツールの高機能さが売りのFX会社です。


チャートの種類が38種類と非常に豊富なだけでなく、描画ツールも充実しており、かゆいところに手の届くFX会社となっています。


初心者の人がトレードを始めるなら、絶対に口座を開いておきたい会社のひとつです。

高機能なスマホアプリ有!:FXプライムbyGMO

FXプライムスキャルピング

FXプライムbyGMO他社とは違った充実したトレードツールを誇っています。


機能が充実したスマホアプリはFXプライムbyGMOならではですし、過去チャートと現在のチャートを比較可能なユニークなツールもあります。


FXプライムbyGMOにしかない機能があるがゆえに、この会社をメインで使っているトレーダーも多いです。

チャートが高機能で低コスト:YJFX!

FXスキャルピングに向いていて、テクニカル指標も豊富なFX会社はYJFX!

yahooグループが運営しているYJFX!もオススメのFX会社のひとつです。


YJFX!は高機能のチャートが特徴で、しかも、使いやすいように自由にカスタマイズ可能な点が良いところです。


使いやすさに優れている点で、初心者向けの良い会社といっていいでしょう。

FX口座残高がマイナスになると起きること2つ

FX口座残高がマイナスになると怒ること

FXでは口座の残高がマイナスになる場合が起こり得ます。


残高がマイナスの状態は、借金をしているのと一緒です。


口座残高がマイナスになってしまうと起きる、代表的な出来事を紹介するので注意しましょう。

残高がマイナスになると起きる事
  1. 損失の一括返済請求が来る
  2. 財産を差し押さえられる

1:損失の一括返済請求が来る

口座の残高がマイナスになると、その金額分の一括返済請求が来るのが普通です。


FX口座の開設時に、「相場の急変などにより、証拠金以上の損失が発生する場合があります」との項目に同意を求められます。


これは、残高がマイナスになったときの返済請求への同意を意味します。

【対策】追証を払う旨をFX会社に伝えよう

口座の残高がマイナスになったら、FX会社にきちんとマイナス分の補填をする意思がある点を伝えましょう。


きちんとマイナス分を支払うと電話で直接連絡すれば、催促を一時停止してくれる場合もあります。


速やかに支払いの意思を示す点が大事です。

2:財産を差し押さえされる

マイナス額が大きく、返済期日までに支払いができない場合、財産が差し押さえられる可能性もあります。


巨額の含み損が発生するのは、FX会社にも一定の落ち度があります(強制ロスカットが発動していないため)。


しかし、FX会社が法的措置を取れる権利を持っている点は覚えておくべきです。

【対策】FXで自己破産できる?

FXトレードによる損失は、自己破産の免責の対象にならないとされています。


FXは投機的取引であるため、そこで抱えた損失は、浪費やギャンブルによる借金に近い性質があるとみなされるためです。


ただ、条件次第では裁量免責で自己破産可能なケースもあります。


巨額の含み損を抱えてしまった場合、自己破産を考えてみるのもひとつの方法です。


FXにおける自己破産については、以下の記事を参考にしてください。

【注意】追証がない海外FX会社はやめよう

海外FX会社はリスクが高い

FXの追証は怖いものですが、海外のFX会社では追証がないところがあります。


追証がない海外の会社は、口座残高がマイナスになった分はその会社が負担してくれて、残高がゼロより下にはなりません。


ですが、海外の会社は入出金の手数料が高く、時間がかかります。


そのうえ、出金できないケースなども多数あるため、初心者にはあまりオススメできません

FX追証で借金したトレーダー例

追証で借金視野トレーダー例

FX追証で借金したトレーダー例を紹介いたします。

追証での借金例
  1. スイスフランショックで借金
  2. ポジションを翌週に持ち越す

追証の借金例1:スイスフランショックで借金

1つ目の借金例は、2015年に発生した「スイスフランショック」での話です。


ものすごく急激な値動きだったので、本来発動するはずの「強制ロスカット」が機能しませんでした。


その値動きは、ドル円換算すると110円が20分で72円まで落ちたということです。


ここまで急激に下落すると、FX業者が強制的に決済しようとしても間に合いません


ようやく決済できるようになった頃には、一人あたりの追証の平均額は168万円になっていました。


歴史でも最悪と呼ばれる”スイスフランショック“は追証によって多数の破産者が出たのです。

追証の借金例2:ポジションを翌週に持ち越す

2つめの借金例は、週をまたいでポジションを保有していた例です。


平日にポジションを買い、相場も上向きで安心していました。


しかし土日で相場が大きく変動し、週明けには予想もしない為替レートで始まったのです。


しかもレバレッジを高めに設定していたせいで、想定以上の損失が発生しました。


FX会社から追証を求められて、ロスカットだけはなんとか免れようと借金して入金したのでした。

FX追証を発生させない取引を心がけよう!

追証は発生させないことが大切

FXの追証について、重要なポイントをひと通り解説してきました。


上記の内容をしっかり押さえておけば、追証についての知識は必要十分です。


最後に追証についてのポイントをおさらいしておきましょう。

追証のポイント
  1. 追証は含み損が拡大して、証拠金維持率が下がった時に追加で入金する証拠金のこと
  2. 追証が発生する基準は、FX会社により微妙に異なる
  3. 追証を怖がるのではなく、追証が発生する前に動くことが重要
おすすめのFX会社

追証を発生させない取引においては、チャートの見方がカギとなります。


詳しいチャートの見方については、以下の記事で解説しているのであわせて読んでみてください。