- 投資初心者だけど短期投資と長期投資のどちらがいいの?
- 短期投資と長期投資でおすすめの投資を知りたいな
と悩んでいる方の悩みを解決できる記事になっています。元銀行員のクニトミが解説しますね!
銀行員時代は、『投資、外貨運用、不動産、税金、遺言』の5つの観点で、金融資産1〜5億のお客様の資産に対するコンサルティングを行なっていました。
この記事で解説する『短期・長期投資に向いている人とメリット・デメリット』を理解すれば、投資初心者でもおすすめの投資を選ぶことができますよ。
それでは以下で『どんな人が短期・長期投資に向いているか』を解説していきますね。
※「投資の始め方を早く知りたい!」という方は『初心者が短期・中長期投資を始める4ステップ』からご確認ください!
目次
どんな人が短期・中長期投資に向いているの?
短期投資と中長期投資では向いている人が違うため、それぞれを詳しく解説しますね。
適性を知って、投資運用のルールを決めるときに活かしましょう。
短期投資
- 時間に融通が利く人(フレックスのサラリーマンや学生など)
- 画面に張り付くことができる人
- 継続して投資に取り組める人
・多忙な人(フルタイム勤務の人、主婦など)
短期投資は、数時間は集中してチャートなどの画面を見られる余裕がある人に向いていますよ。
なぜなら短い時間で多くの取引を繰り返すため、途中で他の用事をこなす余裕がないからです。
自分の都合で動きやすい個人事業主や学生、あるいは長く画面に張り付いてもストレスになりにくい人、継続して投資運用に取り組める人にオススメですね。
中長期投資
- 多忙で投資に時間をとられたくない人
- 目先の利益を追いかけない人
・用意できる資金があまり多くない人
・コツコツと待つことが苦手な人
中長期投資は、手間をかけずにお金を増やしたい人に向いていますよ。
ある程度の長い時間をかけて行う手法で、結果が出るまで最短でも数日ぐらいかかります。
安定収入があるから本業の合間にムリなく儲けたいサラリーマンや、家事などで忙しい主婦でも行える投資スタイルですよ。
短期投資と中長期投資のメリットとデメリットを解説!
短期投資と中長期投資を比較するために、メリットとデメリットを解説します。
正しい知識は、予想外の失敗を減らしつつ、利益を伸ばすためのヒントになるのでしっかり理解しておきましょう!
短期投資の場合
- メリット:リスクを抑えられる
- デメリット:パソコンの前に張り付く必要がある
短期投資のメリットは、損失を制限可能なのでリスクが少ない点です。
その反面取引中はパソコンやスマートフォンの画面を見ておかなければならないデメリットがあります。
短期売買は取引回数が増える分、手数料がかさむため、コストがかかるというデメリットもあるので注意しましょうね。
中長期投資の場合
- メリット:投資に時間をとられにくい
- デメリット:利確の時期がわかりにくい
中長期投資のメリットは、投資に時間を取られない点です。
ある程度時間をかけてゆっくりと投資をしていくため、短期投資のように画面に張り付く必要がありません。
しかし利益確定の時期がわかりにくいデメリットがあるため、投資運用の勉強をしっかりと行いましょう。
含み損を解消できず、塩漬けしてしまうのがよくある事例なので、相場を読み取るテクニカル分析やファンダメンタルズ分析で利確やシグナルの勉強をしておくといいですよ。
短期、中長期でオススメの投資手法を紹介!
それぞれの期間で、オススメの投資手法を紹介します。
これから投資運用を始める初心者は、自分に向いている金融商品とその方法についてよく考えてみましょう。
短期投資
短期投資は取引開始から1日以内で完結する場合が多く、長くても数日で終了します。
ハイリスクハイリターンで、投資家の腕によって損益が大きく変わりますよ。
代表的な金融商品はFXや株で、下記で詳しく内容を説明しますね。
FX
FXとは、2つの通貨を組み合わせた通貨ペアの売買や金利差のスワップポイントで利益を出す投資運用ですよ。
たとえばドル円1万通貨を110円で売って、ドル円109円で買い戻すと、1万円の利益が出る、といった感じですね。
FXは平日24時間いつでも取引可能なうえに、他の投資運用と比べて少額から始められますよ!
短時間で結果を出したい人や少額投資を行いたい人、自分で判断して儲けたい人に向いていますね。
株
株とは、上場企業が発行した株式の売買や配当金、株主優待で儲ける投資運用です。
FXに比べて資金が多く必要で、対象にしている企業の経営状況や先行きを見極める手腕も要求されます。
安く買って高く売るのが基本になっているものの、信用取引では売りから入るのも可能ですよ。
株の短期投資には、銘柄選択をうまく行うと短時間で大きく値上がりして儲けられるメリットがあります。
現実に短期投資のプロが多い分野で、東京証券取引所が開く朝9時から正午ぐらいまでチャートを注視する時間がある人に向いていますね。
中長期投資
中長期投資では、FXの自動売買、株のスイングトレードや投資信託をオススメします。
なぜならゼロ金利によって元本保証のある定期預金では資産が増えにくく、投資をした方が利益を得やすいからです。
以下では中長期投資にオススメな手法を解説しますね。
自動売買
自動売買とはFXの取引をプログラムが自動で行ってくれるものです。
24時間自動で取引を行ってくれるため、忙しいサラリーマンや主婦の方々などにおすすめですよ。
詳しくは以下の記事で解説しているので、是非チェックしてみてくださいね!



オススメしない投資
仮想通貨と不動産投資は価格変動に対するリスク管理が難しく、あまりオススメできません。
個人向け国債についても、5年運用しても0.05%しかリターンをもらえないことからオススメできないですね。
比較的金利が高い外国の国債には為替リスクがあるため、中長期投資でも堅実に儲けたいときには避けなければいけません。
初心者が短期・中長期投資を始める4ステップ
初心者が投資を始めるときの手順について、4ステップで解説します。
順番に実行すると、予算と目的に見合ったスタイルにできますよ。
- 投資の目標を決める
- 投資のスタイルを決める
- とりあえず少額で始める
- 投資資金が増えたら分散投資
ステップ1:投資の目標を決める
いつまでに、どれぐらいお金を貯めたいのかの目標を決めましょう。
なぜなら投資運用は人生における目標を達成するために行うからです。
投資の目標は投資のスタイルや資金量にも影響してきますよ。
10年後に子どもの学費に使いたい、というように具体的な期限を設けるなど、じっくりと考えてみることをオススメします。
ステップ2:投資のスタイルを決める
目標が決まったら、次に投資スタイルを決定します。
働き方や生活リズム、投資に使える資金、短期と中長期のどちらが合っているのかを考えましょう。
忙しくて時間がないのにFXや株のデイトレードに挑戦する、といった自分に合っていない投資スタイルでは失敗しやすくなりますよ。
ステップ3:とりあえず少額で始める
失敗しても影響が小さい少額投資で始めるのが、3番目のステップですよね
いきなり高額の運用をするのは初心者にとってリスクが大きく、ここでつまずくことがよくあります。
とくに短期の投資では、100万円用意できても最初は1回1万円以下でしばらく練習するぐらいの慎重さが求められるのです。
以下では少額取引が可能なFX会社を紹介しますね。
短期売買をして稼ぐならみんなのFX
みんなのFXは、短期売買に向いているFX会社ですよ。
初心者向けの1,000通貨単位による少額取引が可能で、さらに業界最狭水準のスプレッドによって低コストを実現しています。
金利差によるスワップポイントも大きいため、焦らずにじっくりとポジションを保有する中長期の投資としても魅力的ですよ。
長期的に低リスクでコツコツ稼ぐならインヴァスト証券トライオートFX
中長期でコツコツと稼ぎたいなら、インヴァスト証券トライオートFXがオススメです。
ランキングから設定済みのプログラムを選ぶだけで、簡単に自動売買を始められます。
自動売買のプログラムを選択した時点で過去のデータからシミュレーションしてくれるため、初心者でも安定して稼げる可能性が高いですよ。
自動売買に慣れた方でも、自分好みの設定を作れる「ビルダー機能」があるため、長期的に利用てきるFX会社です!
ステップ4:投資額が増えてきたら分散投資をする
投資額が増えてきたら、投資する対象と売買するタイミングを分散させましょう。
分散投資を始める理由は、1つの対象だけに投資をするのはリスクが大きいからです。
中長期で利回り3%ぐらいを狙う場合は、たとえばいくつかの投資信託に対して毎月同じ金額だけ積み立てておくと、他の投資と両立可能な有効な資産運用となりますよ。
仮に1つの投資で損失を出した場合でも、他の投資でカバーできるため、リスクヘッジの観点からも重要ですね。
短期投資、中長期投資を始める時の注意点3つ
投資を始めるうえで知っておきたい注意点について、下記で説明します。
3つのポイントを守り、順調に資産を増やしましょう。
1.余裕資金で始める
2.いきなり大きな取引をしない
3.SNSなどでの投資詐欺に注意!
注意点1:余裕資金で始める
投資は、最悪なくなっても生活に支障がない余裕資金で始めなければいけません。
なぜなら余裕資金ならばすべて失っても日常生活に影響が出にくく、負けるのを過剰に恐れずことはないからです。
余裕資金は自己資産の30%~40%が目安ですね。
たとえば毎月の生活費と貯蓄を除いて100万円の資産なら、投資資金は30万円までが上限となりますよ。
投資資金が余裕資産かどうか、考えてから投資を始めましょう。
注意点2:いきなり大きな取引をしない
1~10万円の範囲で投資を始め、少しずつ慣れていきましょう。
理由は、初心者がいきなり100万円ぐらいの大きな取引をすると大損をしやすいからです。
いきなり大きな金額を扱うと緊張のあまりギャンブルのような取引になりがちで、結果として損失を出してしまいます。
経験を積んで高額の売買に慣れてきても、取引が完結するまでは十分に注意しつつつすぐに損切り可能なように備えておく必要がありますよ。
注意点3:SNSなどでの投資詐欺に注意!
SNSには大きな利回りの投資や派手な生活をしているアカウントが数多くあるので、引っかからないように注意しましょう。
それらの多くは高額の商材を買わせる詐欺だからです。
商材で「絶対に儲かる」「100万円すぐに稼げる」という誇大表現を見つけたら、投資詐欺を警戒しましょう。
投資詐欺はその気にさせるマニュアルや協力者を用意しているので、誘惑を断ち切りつつ自分の身を守るしかありませんよ。
短期投資か中長期投資 自分に合った投資を選ぼう!
上記で紹介した『短期・長期投資に向いている人とメリットデメリット』を実践していただくと、今後は投資ではどれを選ぶべきなのかで悩むことは一切なくなり、自分に合った投資を知ることが出来ますよ。
最後にもう一度内容を確認しましょうね。
- 時間に余裕がある人は短期投資向き、忙しい人は長期投資向き
- 自分の生活に合った投資を選ぶ
- 投資は余裕資金で始める
『短期とか長期とかよくわからない…』と最初は思うかもしれないですが、一度身につけてしまえば、自分に合った投資を簡単に選ぶことが出来ますよ。
迷っている時間はもったいないので、自分に合った投資を見つけて、スタートしてみましょう!