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FXで取引をしていく上で初心者にとって最大の鬼門であるロスカット。
なぜロスカットを避けるべきなのか?どうやってロスカットを避けるのか?ロスカットについて基本的な知識を解説していきます。
ロスカットはFXをやっていく上でリスクコントロールのために必須のスキルです。
FXをやっていく上で必ずやってくる損失が出てしまう時。
そんな時になるべく損失を最小限に抑えることができなければ、FXは上手くいきません。
そこで特にFX初心者のためにロスカットを基礎から実用レベルまで解説していきますね。
※ロスカットを選べるFX会社で口座開設したい方は『初心者におすすめ!ロスカットが選べるFX会社』をご覧ください!
ロスカットとは?
ロスカットとは、損失が規定の水準に達した時にそれ以上の損失を出さないための決済ことを言います。
例えば、100万円で購入した通貨が90万円のときに売却すれば10万円の損失ですが、95万円まで価値が下がった時点で売却すれば、損失は5万円で済みます。
つまり、ロスカットは「損をするけど、これ以上の損をしないための予防策」です。
なお、一般的にロスカットと呼ばれるものは、FX会社がシステムとして用意している強制ロスカットを指します。
ただ、投資家が自分で損切り決済するのも広義にはロスカットと呼ばれています。
ロスカットのわかりやすい動画
ロスカットの仕組み【具体例】
証拠金10万円のレバレッジ取引において、ロスカットが発動する証拠金維持率を50%とすると、含み損が10万円×50%=5万円を上回った場合に強制ロスカットが発動します。
レバレッジを効かせなかった場合、取引通貨の価値が0.5倍まで暴落しない限り、ロスカットは発動しません。
しかし、レバレッジ10倍で100万円分の通貨を運用する場合で考えてみましょう。
含み損が5万円を上回るとロスカットが発動するため、100万円分の取引通貨の価値が95万円を下回るとロスカットの発動対象となります。
つまり、レバレッジを使わなければ50%下落するまで強制ロスカットされないものが、5%下落するだけでロスカットの対象になるわけです。
下記は外貨exのロスカットの例ですので、参考にしてみてください。
ロスカットの計算方法
ロスカットが発動するのは、含み損が証拠金維持率を超えたときなので、以下の計算をするとわかりやすいです。
必要証拠金×証拠金維持率・・・①(これ以上、証拠金が下回ってはいけない金額)
有効証拠金-①・・・②(含み損に耐えられる金額)
②÷保有ポジションの購入時の含み額=ロスカット値
具体的に数値を当てはめて計算してみましょう。
・必要証拠金:10万円
・証拠金維持率:50%
・有効証拠金:15万円
・ポジション購入時の含み額:100万円(レバレッジ10倍)
10万円×50%=5万円
15万円-5万円=10万円
10万円÷100万円=0.1=10%
取引している通貨の価値が購入時と比較して10%より下落してしまった場合、強制ロスカットが発動する計算です。
次に、証拠金と維持率はそのままにレバレッジ倍率を上げて運用額を増やしたケースで計算してみましょう。
・必要証拠金:10万円
・証拠金維持率:50%
・有効証拠金:15万円
・ポジション購入時の含み額:250万円(レバレッジ25倍)
10万円×50%=5万円
15万円-5万円=10万円
10万円÷250万円=0.04=4%
レバレッジ25倍の場合、4%下落しただけでロスカットの対象になります。
その他にもロスカット条件となる証拠金維持率が高い、有効証拠金が少ない場合も、小さな値下がりで強制ロスカットが発動しやすくなりますよ。
ロスカットのシミュレーション
GMOクリック証券のFXネオにはロスカット等の値がわかるシミュレーションのサービスがあります。
面倒な計算も数値を入力するだけですぐに計算してくれるため、ロスカットの確認の為に利用してみましょう。
証拠金維持率の設定方法
証拠金維持率は、以下の計算式で求められます。
たとえば入金した証拠金が15万円で含み損なし、必要証拠金が10万円の状態であれば、15万円÷10万円×100で証拠金維持率は150%です。
一方で含み損が6万円発生した場合は入金した証拠金から差し引いて計算するので、9万円÷10万円=90%が証拠金維持率です。
【初心者にオススメ】ロスカットを選べるFX会社
ロスカットに関する規定は、FX業社によって異なりますが、ロスカットのルールを選べるほうが便利です。
そこで、ロスカットに関するルールを2種類から選べる外為オンラインについて紹介しますね。
①【L25R・L25R mini】ver
L25RおよびL25R miniは、ロスカットの基準が取引証拠金×100%の取引です。
もう1つのコースと比較してロスカットの基準が高いため、ロスカットが実行された場合でも多くの資金が残る可能性が高い手法となります。
②【L25・L25 mini】ver
L25およびL25miniは、ロスカットの基準が取引証拠金×20%の取引です。
L25R・L25Rminiと比較してロスカットの基準が低いため資金の運用を長く継続できます。
ただし、ロスカットが実行されてしまうほどに値下がりするリスクに対応できません。
ロスカットアラート後に入金すれば、ほぼ大丈夫!
取引通貨の価値が下落方向に急変動した場合でも、ロスカットアラートの後に追証(追加証拠金)を入金すれば強制ロスカットされません。
ロスカットアラートとは、証拠金維持率が一定の割合を下回った場合、投資家に通知されるサービス・システムです。
ロスカットは証拠金維持率が一定割合を下回ってしまった場合に発動しますので、有効証拠金が多いほどに含み損が多くてもロスカットが発動しません。
ただし、追証やその有効期限などの取り扱いはFX会社によって異なりますので、注意が必要です。
各FX会社別のロスカット比較表
FX会社 | ロスカットライン |
---|---|
![]() | L25Rの場合、証拠金維持率100%未満 |
L25の場合、証拠金維持率20%未満 | |
![]() | 証拠金維持率50%以下 |
![]() | 証拠金維持率50%を下回ったとき |
![]() | 個人口座:証拠金維持率50%未満 法人口座:証拠金100%未満 |
【Q&A】ロスカットのよくある質問ベスト3
最後に、ロスカットについてよくある質問を3つ解説します。
①必要証拠金の金額がそのままロスカット下限なのでしょうか?
比率100%の場合は、必要証拠金の金額がそのままロスカット下限となります。
②追加証拠金が発生するとあるのですが、これを払わないと新規注文ができませんか?
FX業社によって異なりますが、基本的に追証が発生すると追加で証拠金を入金するか、建玉の一部または全部を決済するまでは新規建てができない場合が多いです。
③FXのレバレッジ1倍だとロスカットされないんですか?
レバレッジ1倍は、有効証拠金と必要証拠金が同額でFX取引をしています。
そのため、取引通貨の価値が下落して証拠金維持率がロスカット率を下回ってしまった場合には、ロスカットが実行されます。
ただし、レバレッジが効いていない分、多少の値下がりでは大きな含み損が発生しなく、ロスカットの発動率は低いと考えてよいでしょう。
ロスカットのまとめ
ロスカットの基本は以下のとおりです。
- ロスカットは投資家の資産を守るための措置
- 証拠金維持率がロスカット値を下回るとロスカット発動
- ロスカットアラート後に追証を差し入れてロスカットを回避する
- ロスカットに関するルールはFX会社によって異なる
- FXの基礎を学びたい、これからFXを始めたい方
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