FXのピボットって?エントリーポイントが把握できる基本的な使い方2つ

【FXピボットを使った手法2つ】計算式4パターンとおすすめアプリも紹介

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この記事で解決できる悩み
  • ピボットの見方や使い方がわからない
  • 相場の勢いやエントリーポイントをつかめないけどどうしたらいいの?
  • 何かいいインジケーターはないの?

「FXのピボットってなに?」「どう使えばいいの?」と疑問に思っていませんか?

ピボットは、基準となる価格帯を表すテクニカル指標なんです。


ピボットは多くのトレーダーが参考にしており、FXトレードでスタンダードな指標になります。


この記事で解説するピボットの基礎知識や使いこなす方法」を理解すれば、FX初心者でも相場の勢いやエントリーポイントを把握することができますよ。

ピボットの基本を学ぶことで、相場の分析が上手くでき、勝率をあげることもできるのでしっかり理解してくださいね。

それでは、最初に「ピボットの基礎知識と使いこなすために必要なポイント」について紹介します。


また、ピボットが使えるオススメのFX会社は以下になります。

オススメのFX会社
  • 取引コストが低いDMM FX

FXのピボットとは

 

ピボットとは、前日の価格(高値、安値、終値)をもとに、次のローソク足の動きを予測する際の基準となる価格帯を表すテクニカル指標です。

実は、FXだけではなく先物市場や株でも使われています

ピボットのライン7本の意味

FXのピボットのラインが7本ある理由

ピボットは7本のラインで構成されています。

7本の真ん中に位置するのがPPで、相場の売り・買いの圧力のどちらが強いかの判断が可能なラインです。

S1、S2はサポートライン、S3は下降トレンドが転換するラインです。

R1、R2はレジスタンスライン、R3は上昇トレンドが転換するラインになります。

FXでピボットが注目される理由

ピボットは世界中のたくさんのFXトレーダーから注目されています。

特徴としては、他のテクニカル指標にあるパラメーターの設定がありません

パラメーターの設定があると、設定する人によって見るラインに多少のズレが生じます。

しかし、ピボットにはパラメーターがないのでそうしたズレがなく、みんなが同じラインを意識しているため信頼性が高いといえます。

ピボットの基本の使い方2つ

 

ピボットの基本の使い方は以下の2つになりますが、どちらもエントリーポイントを見極める上で重要なものです。

基本の使い方2つ
  1. 相場の勢いを見る
  2. サポートライン、レジスタンスラインとして使う

1:相場の勢いを見る

ピボットは相場の勢いがわかります。

PPからその他のラインが離れているほど、相場の勢いが増していると考えます。

複数本のラインがあるため、現在の価格帯はピボットでみるとどのラインに位置するのかにより、相場の勢いを判断します。

2:サポートライン、レジスタンスラインとして使う

ピボットはサポートライン、レジスタンスラインとして使うのも可能です。

上昇や下降がそれぞれのラインで止まるのを予測したり、第1のラインを超えた場合は第2へ、第2を超えた場合は第3へ向かう可能性が高いと予測したりできます。

FXピボット計算式4パターン

 

FXにおけるピボットの7つのラインの計算方法は4つのパターンがあります。

一見難しそうであっても、すべて前日の終値、安値、高値から算出するだけなので、さほど難しくありません。

以下の計算式の表示は、前日の終値を「C」高値を「H」安値を「L」とします。

ピボット計算式パターン
  1. ピボットポイント(PP)
  2. レジスタンス1=R1、サポート1=S1
  3. レジスタンス2=R2、サポートライン2=S2  
  4. レジスタンス3=R3、サポートライン3=S3

1:ピボットポイント(PP)

「C+H+L÷3」です。

前日の終値、安値、高値の平均値になります。

このラインを境にして、PPよりもローソク足が上にあれば買いの圧力が強く、下にあれば売りの圧力が強いと判断できます。

2:レジスタンス1=R1、サポート1=S1

R1は「PP+(PP-L)」、S1は「PP-(H-PP)」です。

これらは前日の高値、安値から平均値にどれくらいの幅動いたかを表します。

よって、前日のような相場になれば、このラインがレジスタンスライン、またはサポートラインになる可能性が高くなります。

3:レジスタンス2=R2、サポートライン2=S2  

R2は「PP+(H-L)」、S2は「PP-(H-L)」です。

PPの位置から、前日の値の振り幅分を上下に引いたラインです。

第1のサポートライン、レジスタンスラインで止まらなくても、このラインではおそらく止まるだろうと予測できます。

4:レジスタンス3=R3、サポートライン3=S3

R3は「R1+(H-L)」、S3は「S1-(H-L)」です。

第1のサポートライン、レジスタンスラインから前日の値の振り幅分を上下に引いたラインです。

第1、第2の線を超えるような大きな値動きの場合もR3、S3の範囲で動くだろうと予測できます。

ピボットを利用したトレンドの判断方法

ピボットを利用したトレンドの判断方法

ピボットをどう利用したら、トレンドが判断できるの?と疑問になりますよね。


まずトレンドを判断するのに最初に確認することは、現在のトレンドの方向性と勢いです。

トレンドを判断する方法
  • 相場がピボットラインの上にあると『買い優勢』
  • 相場がピボットラインの下にあると『売り優勢』

相場がピボットラインの上と下のどちらにあるのかで、トレンドが判断できるようになりますよ。

FXのピボット手法のメリット

ピボットの計算方法は、全世界で同じように決まっていて共通しています。

ボリンジャーバンドやRSIなどインディケーターは数値設定が異なるので、効きやすさに個人差が出ます。

移動平均線MAにしても数値設定だけでなく、時間足によって見え方が変わる。

しかし、ピボットは誰が表示しても同じなので、15分足でも1時間足でもレードする人も意識しやすいラインになる。

下手にインディケーターの数値設定を変えるより、ピボット一つを表示させた方が良い。

そのため、サポートラインやレジスタンスラインとして意識されやすいメリットがあります。

ピボットを使いこなすポイント3つ 

 

以下で解説するポイント3つを押さえておくと、さらにピボットを使いこなせるようになり、戦略も広げられるようになります。

使いこなすポイント3つ
  1. 押し目買いでも使える
  2. 投資時間によってピポット時間も変更
  3. ほかのテクニカル指標と組み合わせる

1:押し目買いでも使える

ピボットは押し目買いにも使えます。

トレンドの発生でラインを超えると、超えたラインがサポートラインになって再びトレンド方向へ動き出す場合もあるので、そこが押し目買いのポイントです。

2:投資時間によってピポット時間も変更

ピボットは前日の値をもとにするのでデイトレード、またはそれよりも短い時間のトレードに適しています。

スイングトレードなどデイトレードよりも長い時間をかける場合は、日足よりも長い時間軸を使うと効果的です。

長期の目線でみる場合は、日足のピボットだけでなく、週足・月足などでもピボットを算出できます。

3:ほかのテクニカル指標と組み合わせる

ピボットはほかのテクニカル指標と同じように有効な相場とそうではない相場があります

なので、ほかのテクニカル指標と組み合わせると、より安定した効果をのぞめます

ピボットと移動平均線を使う手法

移動平均線はピボットよりも長期のトレンド方向性を見極めるのに適しています。

ピボットは長期トレンドの見極めには不向きであるため、一緒に使用すると、広い視野で戦略を立てられるようになります。

移動平均線とピボットをあわせて使用すると、短期・中期・長期のトレンドを把握したうえでトレード可能なので、トレンドを無視したトレードをしにくくなります


また、この2つを使うと損切り注文や、利益確定を注文しやすくなります。

その際は自分でR2S2で損切り注文をする、などのルールを事前に決めておくといいでしょう。

サポート・レジスタンスライン

相場が上昇、もしくは下降したときに、ここで勢いが収まると予測されるラインです。

ピボットのラインと近くなれば、強力なサポートライン・レジスタンスラインとの判断が可能です。

組み合わせて使用すると、それぞれの根拠を補強しあえます

フィボナッチ

フィナボッチリトレースメントは、トレンドのときのサポートライン・レジスタンスラインとして使えるので、ピボットのラインと一緒にみれます。

それぞれが同じような位置にラインがくるときは、強力なサポート・レジスタンスラインになり、エントリーポイントについての根拠を相互補強できます

ピボットを使う際の注意点3つ

ピボットを使う際の注意点3つ

ピボットはとても有効なテクニカル指標です。

しかし、以下の点を把握しておかないと失敗してしまう場合もあるので、注意が必要です。

注意してほしいこと3点
  1. 有効な時間に期限がある
  2. 相場状況に合わせてトレードする
  3. ピボットだけでトレードはしない

1:有効な時間に期限がある

ピボットは前日の値をもとにしているので、ラインが有効なのは当日限りです。

次の日にはリセットされるのを頭に入れておく必要があります。

もちろん、週足・月足のピボットでも同じ考え方ができます。

2:相場状況に合わせてトレードする

ピボットは前日の値をもとにしているため、長い期間のトレンドには使えません

ピボットのみで判断すると、エントリーポイントの判断を誤る場合があります。

なので、相場状況を考慮してエントリーするときの判断材料のひとつとして活用しましょう。

3:ピボットだけでトレードはしない

ピボットは環境の認識をするものなので、それだけでトレード判断をしないように気をつけてください。


ピボットだけだと、負け続きのトレードになってしまう可能性もあります。


なので違うテクニカル手法と組み合わせ、より効果を高めてくださいね。


例えばエントリーポイントを判断する場合は、ピボットとローソク足を使うことで値動きをしっかり見極めることができますよ。

ピボットを使った 逆張りと順張り手法

 

ピボットは状況によって、順張りと逆張りの両方に使えます

どういう場面でどちらの手法を使えばよいかを以下で解説します。

・逆張り手法の場合

R1、R2、S1、S2は当日の高値や安値の到達ラインとして、多くの人が注目しているラインになります。

そのため、逆張り(R1、R2で売り、S1、S2で買い)が基本です。

また、ピボットのラインを把握しておくと、逆張りエントリーのタイミングだけでなく、利確や損切りの目安にもなります。

・順張り手法の場合

S3、R3を超えた場合は順張りが有効です。

この2つのラインまで動いた場合は、すでにトレンドが発生しています

そのラインもさらに超えるとなれば、トレンド方向にさらに大きく動くと予測可能なので順張りでエントリーします

注意
一瞬だけ超えてブレイクしない「だまし」のケースもあるので、見極めが重要です。

ピボットを簡単に利用できるツール 

 

ピボットを使う方法は以下の方法があります。

簡単にピボットを利用できるツール3点
  1. エクセルで計算する
  2. ヒロセ通商のアプリを使う

1:エクセルで計算する

ピボットの計算は、前日の終値、始値、高値を使うだけなので、エクセルを使って簡単に計算するのも可能です。

それぞれのラインのセルに一度数式を入力しておけば、前日の終値、始値、高値を入力するだけで、すべてのラインの数値が出てきます。

2:ヒロセ通商のアプリを使う

FXヒロセ通商アプリ

スマホアプリを使ってトレードするのであれば、ヒロセ通商のアプリがオススメです。

ヒロセ通商のアプリでは30種類ものテクニカルを搭載しており、パソコンと同等あるいはそれ以上の機能性を備えています。


また、便利なアラート機能や取引データの分析ツール機能も多く搭載しており、スペックが高いスマホアプリです。

ピボットを見やすく表示させられるので、初心者の方にもオススメです。

ピボットを使うことができるFX会社

上記で紹介した「ピボットの使いこなし方」を実践すると、今後は相場の勢いや動きがわからずエントリーチャンスを逃してしまうと悩むことは一切なくなり、優位性が高いラインを見極めてエントリーすることができます。

最後にもう一度、内容を確認しましょう。

ポイント
  1. ピボットは世界中の人が注目しているので、信頼性が高い
  2. 相場の勢いがわかる、サポートライン、レジスタンスラインとして使える
  3. 他のインジケーターと組み合わせたり、相場の状況をみて判断したりすることが大切
ピボットが使えるオススメのFX会社
  • 取引コストが低いDMM FX

「慣れないし、めんどうだな」と最初は思うかもしれませんが、一度身につけてしまえば、どこでエントリーすべきかを見極めることが簡単にできるようになります。


ピボットの使い方についてわかったら、相場分析が出来るようになる「ダイバージェンス」についての記事を読んでみましょう!


ダイバージェンスについて詳しく知っているだけで、初心者でもトレンドの弱まりを見つけられ、勝率を高められますよ!

FXダイバージェンス手法とは?勝率UPするためのコツ2つと注意点4つ

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