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- ストップ注文の仕組みを知りたい
- ストップ注文の使い方が分からない
- なぜストップ注文は重要なの?
といった悩みを解決できる記事になっています。
この記事で解説する「ストップ注文が大事な理由2つと使い方3つ」を理解すれば、FX初心者でも損失を抑えて勝率をあげられますよ。
なぜなら私もこの方法で、ストップ注文の重要性を知り、絶対に使った方が損失を減らせると知ったからです。
それでは、以下でストップ注文の「仕組み」や「使い方」について紹介します。
FXのストップ注文とは
ストップ注文は「逆指値注文」や「ストップロスオーダー」ともいわれ、現在のレートより不利なレートでする発注です。
言い換えると「現在よりも高いレートで買う」または「現在よりも低いレートで売る」行為です。
ストップ注文は使い方を工夫すれば、エントリーでも決済でも効果を発揮してくれる優秀な注文方法なので必ず覚えておきましょう。
では具体的に、ストップ注文は“なぜ重要なのか”を解説します。
FXでストップ注文が大事な理由2つ
ストップ注文が重要な理由は、損失を抑えることにつきます。
その中でも、以下の2点で特に重要な役割を担ってくれるのです。
- 強制的に損切りしてくれる
- 常に冷静に分析しやすくなる
それぞれの理由について、以下で詳しくみていきましょう。
理由1:強制的に損切りしてくれる
ストップ注文を出しておけば、許容の損失範囲を超えて損失しないので、取引のリスクを軽減できます。
そのため、仕事や家事などでチャートを見ていない時に相場が想定外に急落しても、損失を限定できるのです。
また、ポジションの含み損を塩漬けにして損切りができず、結果的にロスカット(強制決済)されて大損する最悪の事態も回避できます。
※『ロスカット』に関する詳しい内容は、下記をご覧ください!
FXロスカットで大損しないために『原因と解決策3つ』を紹介 |
理由2:常に冷静に分析しやすくなる
ストップ注文があれば損失額が想定されているため、含み損が大きくならず冷静な状況分析が可能です。
ストップ注文を入れていなければ、ポジションの含み損が膨らむ際に、冷静な判断ができなくなります。
とくにFX初心者は『含み損が大きくなるといつか相場が戻って含み益に転じる』と、根拠のない期待を持つようになり、損切りできなくなるケースが多いです。
損切りができないと負のループで負け続けてしまうので、冷静な判断ができることは、低リスクで勝率を上げるためにも非常に重要なのです。
FXで失敗しない!ストップ注文の使い方3つ
ストップ注文には以下2つの使い方があるので、両方の使い方をマスターすると有効なトレードができます。
- 損切りに使う
- 利益確定に使う
では、それぞれの使い方について以下で詳しく解説します。
使い方 1:損切りに使う
ストップ注文は損切りを強制的に行ってくれるため、使いこなせば損失を抑えられます。
とくに初心者はリスク管理が重要なので、ストップ注文は必ず押さえるべきです。
具体的には、予想が外れて含み損が膨らんだときに「許容可能な限界の損失」ラインでストップ注文を出し、損失を確定させて取引を終わらせます。
損切りの具体例
1米ドル円=100円で買いポジションを1万米ドル分保有しているときに、96円まで暴落したとします。
ストップ注文を入れていなければ、1万米ドル×(100円-96円)=4万円の損失が出ます。
しかし前もって、99.5円でストップ注文を入れておいたとすれば、損失は1万米ドル×(100円-99.5円)=5千円で済むのです。
使い方 2:利益確定に使う
ストップ注文の使い方は損切りが一般的ですが、利益確定のために使う場合もあります。
たとえば、現在保有しているポジションで含み益が出ているものの、相場が下がって含み損に転じるかもしれません。
その場合、ストップ注文を出しておけば、含み損に転じる前に決済して利益を確保できるのです。
利益確定時の具体例
1米ドル円=100円で1万米ドルの買いポジションを保有していて、予想通りレートが上がり105円になったとします。
現在の含み益は1万米ドル×(105円-100円)=5万円で、このまま上昇すればさらに利益が狙えますが、下落したときのために備えもできます。
103円で利益確定のストップ注文を出しておけば、1万米ドル×(103円-100円)=3万円の利益は最低限確保可能なのです。
使い方3:【応用編】ストップ注文で相場の反転を狙おう!
ストップ注文は決済だけでなく、相場の反転を狙うエントリーでも使えます。
なぜなら、レンジ相場のブレイクを狙えば、その後に発生する上昇または下降トレンドを逃さずに済むからです。
具体的には、レンジ相場のサポートラインの少し下で逆指値売り注文を、レジスタンスラインの少し上で逆指値買い注文を出します。
ストップ注文ではスリッページに気を付けよう!
スリッページとは「発注レートと約定レートの開き」のことです。
FX会社で100%スリッページが発生しない口座はほとんどないため、多くのFX会社は許容スリッページを選べるようになっています。
スリッページが怖い人は、カバー先の金融機関が27社とダントツで多い外貨exのように、表示レートで約定しやすいFX会社を選びましょう。
※『スリッページ』に関する詳しい内容は、下記をご覧ください。
FXスリッページとは?低コストで稼ぐための対策2つと注意点2つを解説 |
FXのストップ注文まとめ
上記で紹介した「ストップ注文の使い方」を実践すると、今後はストップ注文の入れ方で悩むことは一切なくなり、スリッページについても理解できます。
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
- ストップ注文は「逆指値注文」とも呼ばれ、現在のレートより不利なレートでする注文方法
- 仕組みは、「現在のレートよりも高いレートで買う」または「現在よりも低いレートで売る」
- ストップ注文は損失の上限を限定できるため、予想が外れた場合の損切りまたは利益確定に効果的
- レンジ相場のブレイクを狙ってストップ注文を出せば、その後に発生するトレンド相場を逃さないトレードも可能
「損切りは自分の手でやりたい」と最初は思うかもしれません。
しかし、いざ含み損を目の前にするとなかなか損切りできないものなので、ストップ注文を活用しましょう。
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