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- FX自動売買の勝率って裁量取引より高いの?
- 勝率が高いFX自動売買ツールを使えば儲かるの?
- FX自動売買の勝率をアップさせる方法を教えて!
といった悩みを持つ人はきっと多いはず。
勝率が高いFX自動売買=利益を出しやすいとは限りません。
なぜなら勝率が高くても、損切り幅を広く設定したのが原因で大損につながるFX自動売買が存在するからです。
そこでこの記事では、FX自動売買における勝率とリスクリワードとの関係を解説するとともに、勝率をアップさせるコツと具体的な方法をお伝えします。
記事内容を実践すれば、FX初心者でも勝率以外にも注目すべき要素があることが分かり、FX自動売買を選ぶ際のポイントが理解できますよ。
それでは最初に、FX自動売買における勝率の重要性について解説しましょう。
「そもそも自動売買ってなに?」「どんなメリット・デメリットがあるの?」という方は、以下の記事から読むのがおすすめですよ!FXの自動売買とは?取引時間がないなら危険を避けて自動で稼ごう!
FX自動売買における勝率の重要性
FX自動売買において勝率は、利益を求める上で重要な要素のひとつです。
なぜなら勝率が高いほど、利益確定の決済注文が行われていることを意味するからです。
ただし、勝率だけでFX自動売買の期待利益が決まるわけではないのでご注意ください。
勝率の計算方法
参考までに勝率の計算式を紹介します。
勝率(%)=利益確定の回数÷すべての取引回数×100
例えば、200回取引して利益確定が120回だった場合の勝率は60%ですし、300回取引して利益確定が90回だった場合の勝率は30%です。
勝率とリスクリワードのバランスが大切!
FX自動売買で長期的に利益を出すには、勝率とリスクリワードとのバランスに注目してください。
なぜなら勝率が高くても1回の損切り幅が大きければ、トータルの損益がマイナスになる可能性があるからです。
ちなみにリスクリワードとはリスク(=損切り幅)とリワード(=利確幅)のことで、次の期待利益の計算で用います。
期待損益=勝率(%)×利確幅(pips)-(100-勝率)×損切り幅(pips)
例えば勝率が90%の高さでも利確幅が10pips、損切り幅が200pipsの場合、期待損益は-110pipsとなりマイナスです。
特に高い勝率を宣伝するFX自動売買は、リスクリワードのバランスがとれておらず儲からない詐欺の可能性が高いので避けましょう。
裁量取引とどちらの勝率が高いのか?
裁量取引とFX自動売買どちらが勝率が高いかは、同じ裁量取引とFX自動売買どうしでも、取引スタイルによってさまざまです。
先ほどお伝えしたように勝率のみで優劣が決まるわけではないので、勝率以外の要素も考慮して自分に合う取引スタイルで無理なく運用することを目指しましょう。
FX自動売買の勝率をアップさせる方法
勝率は少しでも高い方が利益を狙う上で有利です。
ここでは勝率をアップさせる方法を3ステップで紹介します。
- 相場の分析手法を身につける
- 相場のトレンドをつかむ
- トレンドに合った設定で運用する
①相場の分析手法を身につける
まずはテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を身につけましょう。
本もしくはFX会社の配信動画で勉強する方法があります。
- 『一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った「FX」入門/ダイヤモンド社』
- 『10万円から始めるFX超入門改定版/ダイヤモンド社』
ファンダメンタルズ分析も含めて相場の分析手法について知りたい人は、以下の記事をぜひご覧ください。
FXテクニカル分析おすすめ5つをあなたのレベルに合わせて紹介
ファンダメンタルズ分析とは?相場予想に役立つ活用ポイント5つを紹介
②相場のトレンドをつかむ
テクニカル分析をして相場のトレンドをつかみましょう。
相場のトレンドに合った条件で運用すれば、利益を出しやすくなります。
初心者でも使えて精度の高い分析ができる、おすすめテクニカル指標は次の見出しで紹介しますね。
③トレンドに合った設定で運用する
FXには次の3種類のトレンドが存在します。
- 上昇トレンド
- 下降トレンド
- レンジ
トレンドが変わっていないか週に一度は相場分析をして、変わっていればトレンドに合う設定に変更して運用を続けましょう。
FX自動売買の勝率アップにつながるテクニカル指標
勝率を上げるには次の4つのテクニカル指標を覚えましょう。
専門的な知識がなくても使えるので、初心者でもご安心ください!
- トレンドライン
- 移動平均線
- RCI
- 一目均衡表
1.トレンドライン
トレンドラインはチャートの高値(安値)どうしを結んだ直線です。
トレンドラインが右上がりなら上昇トレンド、右下がりなら下降トレンドと判断できます。
長期足チャートのトレンドほど強い傾向があるので、トレンドラインは複数の時間足チャートに引いてトレンドを判断するといいですよ。
トレンドラインに関しては以下の記事で詳しく紹介しているので参考にしてくださいね!
FXトレンドラインの正しい引き方って?稼げるサインの見極め方4つ
2.移動平均線
移動平均線は過去の値動きから、平均的な値動きが分かるテクニカル指標です。
短期・中期・長期の3本線の傾きと位置関係で相場のトレンドを判断します。
- 3本線が離れていて右上がり→上昇トレンド継続
- 3本線が離れていて右下がり→下降トレンド継続
- 3本線が絡み合っていて向きがばらばら→相場の方向感不明
相場の方向感が不明な時は取引を見送るのが無難です。
移動平均線の期間の設定や使い方は以下の記事で紹介しているので参考にしてくださいね!
FX移動平均線のおすすめ期間2つ!組み合わせと設定方法を詳しく紹介
3.RCI
RCIは「Rank Correlation Index」の略で、為替レートと時間の相関関係を折れ線グラフに表したものです。
+100から-100の間で変動し、+100に近いほど買われすぎ、-100に近いほど売られすぎと判断します。
実践では次のような使い方ができますよ!
- +100付近の高値圏からの反落を狙った売り戦略
- -100付近の底値圏からの反発を狙った買い戦略
- 0付近からの上昇に乗じた買い戦略
- 0付近からの下落に乗じた売り戦略
4.一目均衡表
一目均衡表(いちもくきんこうひょう)は基準線、転換線、先行スパン1、先行スパン2、遅行スパンの5本線で構成されるテクニカル指標です。
2本の先行スパンで囲まれたエリアは「雲」と呼ばれ、これらとローソク足の位置関係から相場のトレンドを判断します。
実践では三役好転が実現した時に、相場に強い上昇トレンドが発生すると予測できますね。
- ローソク足が雲を上に抜ける
- 遅行スパンがローソク足を上に抜ける
- 転換線が基準線を上に抜ける
反対に三役逆転が起きた時は、相場に強い下降トレンドが発生する可能性が高いです。
- ローソク足が雲を下に抜ける
- 遅行スパンがローソク足を下に抜ける
- 転換線が基準線を下に抜ける
FX自動売買の勝率をアップさせるコツ4つ
FX自動売買の勝率が伸びずに悩んでいる人は、以下4つのコツをぜひご参考ください。
- リピート型かストラテジー選択型を使う
- イベントの前後は取引しない
- メジャー通貨で運用する
- 複数のテクニカル指標を組み合わせる
1.リピート型かストラテジー選択型を使う
設定がシンプルなリピート型かストラテジー選択型のFX自動売買を利用しましょう。
理由はストラテジー設定型やストラテジー開発型は初心者には設定が難しいからです。
難しい設定を使わなくても、十分利益は狙えるのでご安心ください。
リピート型とストラテジー選択型のFX自動売買を扱う業者は後ほど紹介します。
2.イベントの前後は取引しない
経済指標や要人発言の発表前後の時間帯はFX自動売買をオフにしましょう。
なぜなら値動きの予測が難しく、短時間の急変に巻き込まれて損失を出すおそれがあるからです。
発表の内容によってはトレンドが転換する可能性もあるので、発表後のトレンドがつかめるまでは取引を見送るのが無難です。
3.メジャー通貨で運用する
米ドル円やユーロ円、ユーロ米ドルといったメジャー通貨で運用するのがポイントです。
理由は値動きが安定していて情報収集がしやすく、予測が立てやすいからなんですよ!
メジャー通貨はほとんどのFX会社で取引できるので、業者選びに困らないメリットもあります。
4.複数のテクニカル指標を組み合わせる
先ほど紹介したテクニカル指標は、2~3個を併用することをおすすめします。
なぜなら、ひとつのテクニカル指標のサインだけだと、だましに遭うおそれがあるからです。
複数のサインが重なれば、精度がアップしてだましに遭いにくくなります。
FX自動売買の勝率に関する注意点2つ
FX自動売買の勝率については次の2点に注意が必要です。
- 勝率100%は狙わない
- 高い勝率をうたう詐欺ツールに注意
1.勝率100%は狙わない
勝率100%の夢のようなツールを作ってみたい気持ちは誰しも同じですが、実践では狙うべきではありません。
なぜなら損切り幅が利確幅に対して非常に広くなり、トータルの収支が大損になるからです。
作ろうと思えば不可能ではありませんが、ポジションの含み損に耐えるために多くの資金が必要です。
多少の損切りは長期的に安定して稼ぐための必要経費ととらえて、勝率とリスクリワードのバランスがとれた設定で運用しましょう。
2.高い勝率をうたう詐欺ツールに注意
目安として勝率70%以上のFX自動売買は詐欺を疑いましょう。
理由は利確幅を狭く、損切り幅を広く設定して利確注文を約定しやすくし、見せかけの勝率を示している可能性が高いからです。
ただし勝率が高くても儲かるFX自動売買は存在します。
次で紹介する「勝率以外で注目すべきポイント」を参考にして、総合的に判断してください。
FX自動売買で勝率以外に注目すべきポイント8つ
FX自動売買の実力は勝率だけで判断するのではなく、次の8つをチェックしましょう。
- 取引期間
- 取引回数
- 含み損
- 損益グラフの形
- 最大ドローダウン
- バックテストとフォワードテストの結果
- 取引コスト
- ツールの操作性
それぞれの着眼点を簡単にお伝えしますね!
1.取引期間
ある程度の期間運用した実績がないと、収益性が判断できません。
どのくらいの時間軸を狙うかにもよりますが、最低でも1ヶ月は実績のあるものを選びましょう。
2.取引回数
2つ目のポイントは十分な回数の取引をしている点です。
取引回数が少ないとエントリー・決済の条件が厳しすぎたり、たまたま利益が出ただけという可能性があります。
あるいは利益確定のみ行い、含み損のポジションを損切りせずにいるかもしれません。
いずれにしても数十回以上は取引しているものを選んでください。
3.含み損
含み損も見ておかないと、見せかけの勝率にだまされてしまいます。
勝率が高くても、大きな含み損のポジションをそのままにする条件設定だとトータルで大損するおそれがあります。
4.損益グラフの形
4つ目は損益グラフが緩やかな右上がりであることです。
損益グラフとは横軸に時間、縦軸に損益pipsをとったものですね。
これが右上がりだと、時間の経過とともに安定して利益を出してくれます。
5.最大ドローダウン
大損の防ぐために、最大ドローダウンが30%以下のものを使ってください。
最大ドローダウンとは「最大資産に対する損失額=最大で資産の何%が減るリスクがあるのか」を示します。
例えば最大ドローダウンが45%のものだと、証拠金100万円が55万円まで減少する(=45万円の損失が出る)可能性があるということです。
6.バックテストとフォワードテストの結果
バックテストとフォワードテストでどちらも安定して利益を出せているか確認しましょう。
バックテストは過去の為替データを用いたテストで、良い結果が出るように条件設定を変更できるので、あくまで参考にとどめてください。
一方でフォワードテストは実際の相場でFX自動売買を稼働させた結果なので、実力が分かります。
フォワードテストが好成績のFX自動売買を使えば、相場のトレンドが変わるまでは利益を出せる可能性が高いでしょう。
7.取引コスト
スプレッドと取引手数料が安いFX会社を使うのがポイントですよ!
なぜならコストを抑えれば利益を確保しやすくなるからです。
この記事で紹介するFX会社はどれも低コストで人気の業者となっていますので、ぜひご利用ください。
8.ツールの操作性
ツールの操作性も重要で、理由は2つあります。
- 条件設定や発注をミスして予想外の損失につながる
- 操作しにくいと取引ツールを触らなくなり、FX自動売買を稼働させたまま放置しやすくなる
無料のデモトレードを提供するFX会社があるので、積極的に利用して操作性を確かめておきましょう。
少額でFX自動売買を始めたい人におすすめの会社3選
少額で自動売買を始めたい人にオススメの証券会社を3つ紹介します!
それぞれの特徴を紹介しますので、自分にぴったりな会社を選んでくださいね。
初めての自動売買なら:外為オンライン「iサイクル2取引」
外為オンラインのiサイクル2取引は、初めての自動売買にオススメですよ。
なぜなら、レンジ・トレンドどちらの相場にも自動で対応してくれ、プログラムの設定もわかりやすいからからです。
「値が下がれば買い、上がれば売り」といったシンプルなシステムになっており、利益確定幅などのカスタマイズも可能なんですよね。
自動売買に初めてチャレンジするなら、外為オンラインの「iサイクル取引2」で決まりです。
自分で売買方法を選べる:インヴァスト証券「トライオートFX」
インヴァスト証券のトライオートFXの自動売買セレクトは、とにかく選ぶだけで簡単に自動売買を始めたい初心者に最もおすすめな自動売買です!
トライオートFXは運用ルールを選ぶセレクト機能と、自分でルールを作るビルダー機能の2つがあるからです。
自動売買セレクトでは収益率のランキングから好みの自動売買を選ぶだけなので、初心者でも収益の高い自動売買を始めることが出来ます。
また、ビルダー機能はプログラミングの知識などは必要とせずに、自分の好きな方法でシステムが組めるんですよ!
レンジ相場が苦手な初心者でも安心:FXブロードネット「トラッキングトレード」
FXブロードネットのトラッキングトレードも、初心者向けの自動売買ですよ!
なぜならiサイクル2取引と同じように、「安く売って高く売る」「高く売って安く売る」を自動で繰り返すシンプルなシステムだからです。
7~8割がレンジ相場と言われるFX相場に適しているので、レンジ相場でも大きな効果を期待できます。
また、ブロードライトコースなら1,000通貨から始められるので、少額から初めたい人にもオススメですよ!
FX自動売買は勝率だけでなく実績で選ぼう!
上記で紹介した「FX自動売買の勝率をアップさせる方法」を実践すると、今後はFX自動売買の勝率を上げたいと悩まずに済み、勝率以外の要素も踏まえてより収益性の高い運用ができるようになります。
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
- FX自動売買において勝率は重要な要素のひとつ
- 勝率とリスクリワードのバランスがとれた設定で運用しよう
- FX自動売買の勝率をアップさせるにはテクニカル分析を身につけよう
「勝率が低いFX自動売買は儲からないんじゃないの?」と最初は思うかもしれませんが、リスクリワードとのバランスがとれていれば利益を狙えるんです。
勝率だけにとらわれず、複数の観点からFX自動売買を選んでくださいね!
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