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- サイクル理論ってなに?
- サイクル理論をトレードに活用する方法を知りたいな
- サイクル理論を使用する際に注意点とは?
といった悩みを解決できる記事になっています!
この記事で解説する「FXサイクル理論の使い方2つと注意点3つ」を理解すれば、FX初心者でもサイクル分析による相場環境の認識ができます。
なぜなら、私もこの方法で相場のサイクルを読みたいという悩みを解決できたからです。
それでは、以下で「サイクル理論の基礎知識とトレードに活用するポイント」について紹介します。
FX サイクル理論とは
FXの価格は、上昇と下降を繰り返しながら相場を形成しており、その周期をサイクルと呼びます。
サイクル理論では、安値から安値をひとつのサイクルとして捉えます。
相場は一定の周期で天井や底をつけるので、過去の周期からそのタイミングを計るのに有効な手法です。
そのため、中・長期取引のスイングトレード時のエントリーやエグジットに多く活用されています。
サイクル理論は7種類!中でも使われる3つを覚えよう!
実際のトレードでは、4時間足を使う人もいれば日足を使う人もいるため、以下のように、短期・中期・長期などの様々な時間軸のサイクルが存在します。
種類 | 基本周期 |
---|---|
長期サイクル | 40-100ヶ月 |
中間サイクル 季節サイクル | 12-20ヶ月 |
ブライマリーサイクル | 18-30週 |
メジャーサイクル | 20-35日 |
トレーディングサイクル | 10-18日 |
4H(アルファ)サイクル | 5-8日 |
1dayサイクル | 1日 |
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これらの異なる時間軸の周期が組み合わさって価格が形成されていくのです。
そのなかでも、4時間足の4Hサイクル、日足のメジャーサイクル、週足のプライマリーサイクルはよく使われるので下記で詳しく紹介します!
1:プライマリーサイクルとは
プライマリーサイクルは18~30週を基本周期として形成され、2~4個のメジャーサイクルで構成されています。
また、プライマリーサイクル3~4個で中期サイクルを構成する場合が多いので、スイングトレードで週足をチェックする際には押さえておいてください。
2:メジャーサイクルとは
メジャーサイクルは20~35日を基本周期として形成され、3~4個の4Hサイクルで構成されています。
日足でサイクルボトムを確認し、プライマリーサイクルと組み合わせてトレードの判断基準にする場合が多いので、一緒に覚えておいてください。
3:4Hサイクルとは
4Hサイクルは4時間足60~80本を1つの周期として形成されます。
数日~10日程度のサイクルなので、デイトレードなど4時間足を使ったトレードの分析によく使われます。
なお、4Hサイクルは、アルファサイクルと呼ばれるときもあります。
FX サイクル理論の周期について
相場には、一定の間隔で周期的に生じるサイクルがあります。
そのサイクルを予測してトレードで利益を上げるためには、周期の数え方や各時間足での周期についての説明をしていきます。
なお、周期は100%規則的に発生するわけではなく、サイクルごとに誤差もあることを知っておきましょう。
周期の数え方
基本的に、周期はローソク足で数えます。
例えば、プライマリーサイクルは週足、メジャーサイクルは日足、4Hサイクルは4時間足を使います。
ローソク足の本数を数えてサイクルの周期を読み取れば、値動きの予測も可能になるのです。
つまり、サイクル分析の基本は「ローソク足の本数を数える」です。
各サイクルのローソク足の本数
各サイクルのローソク足は、
- 4Hサイクルが4時間足で60~80本前後
- メジャーサイクルが日足で35~45本前後
- プライマリーサイクルが週足で15~21本前後
といわれており、この範囲に収まる確率は80%といわれています。
このように高確率のため、ローソク足の本数で周期を覚えておくと、実際のトレードに活用しやすくなるのです!
FX サイクル理論の形2つ
サイクル理論には大きく分けて、下記2つのサイクルの形があります。
- ライトトランスレーション
- レフトトランスレーション
それぞれの形を見ると「売り」か「買い」かを判断する手助けとなります。
以下にそれぞれの特徴を解説します。
形1:ライトトランスレーション
ライトトランスレーションは、サイクルがスタートした安値よりも高い位置で次の安値を作ることで、1つのサイクルが終了する形です。
サイクルの中で上昇期間が長く、下降期間が短いため、山が右にズレた形になります。
また、上昇局面によくみられるので、ロング(買い)の優位性が高くなりますよ。
形2:レフトトランスレーション
レフトトランスレーションは、サイクルがスタートした安値よりも低い位置で次の安値を作ることで、1つのサイクルが終了する形です。
サイクルの中で下降期間が長く上昇期間が短いため、山が左にズレた形になります。
下降局面によくみられるので、ショート(売り)の優位性が高くなります。
- ライトトランスレーション:山が右にできる。買いのシグナル
- レフトトランスレーション:山が左にできる。売りのシグナル
FX サイクル理論の正しい使い方2つ
サイクル理論には、主に次の2つの使い方があります。
実際のトレードで重要なので、しっかりと覚えておいてください。
- エントリーポイントを見つける
- 利確と損切りラインを見つける
使い方1:エントリーポイントを見つける
FXのサイクル理論を利用すると、エントリーポイントを見つけやすくなります。
たとえば、週足で底値からのローソク足の本数を数えて、プライマリーサイクルを見つけます。
次に、サイクルの山が左右どちらに偏っているかを見て、サイクルトランスレーションでトレンドを確認します。
トレンド継続が確認できれば、次の安値をつけるポイントを予測してエントリーします。
使い方2:利確と損切りラインを見つける
利確と損切りには、トランスレーションを利するのがオススメです。
サイクル理論では安値から安値を一つのサイクルとするため、サイクルの半分を過ぎたあたりで利確するかどうかの判断をします。
また、トランスレーションの形成には起点を割るかどうかが大きく影響するので、起点のラインを損切りのポイントにするのがセオリーです。
FXのサイクル理論を使うときの注意点3つ
サイクル理論をFXのトレードに利用するには、以下の3つの点にご注意ください。
- サイクル理論だけでトレードしない
- 大きなサイクルから分析する
- あるサイクルの中には必ず複数のサイクルがある
注意点1:サイクル理論だけでトレードしない
サイクル理論は、あくまでも相場環境の認識方法にすぎません。
実際、サイクル理論だけにこだわってトレードすると失敗する可能性が高いので注意が必要です。
なぜなら、サイクルのボトム付近はいわゆる下降局面なので、逆張りのトレードをする形となるからです。
必ずしもサイクル通りに動くとは限らないので、ほかのテクニカル分析とあわせてトレードするようにしましょう。
※『テクニカル分析』に関する詳しい内容は、下記をご覧ください。
【3分でFXチャートが読める】勝率UPするテクニカル分析5種類 |
注意点2:大きなサイクルから分析する
1つの時間軸だけのサイクルをみていると、理論通りに動かない場合があります。
それは、大きいサイクルが小さいサイクルを呑み込むからです。
たとえば、上位足がレフトトランスレーションの場合、下位足のライトトランスレーションは呑み込まれ、サイクルのスタート位置を割り込むときもあります。
そのため、サイクル分析は大きなサイクルから分析するべきです。
注意点3:あるサイクルの中には必ず複数のサイクルがある
一つのサイクルの中には、必ず2つ以上の周期の短いサイクルが存在します。
なぜなら、異なる時間軸で同じ周期を形成するケースはありえないからです。
例えば、もし分析している時に、プライマリーサイクル1つに対してメジャーサイクルが1つしかない場合があれば、基本的に分析方法が間違っているので注意が必要です。
FXにおける、その他のオススメ理論2つ
相場にはサイクルがあり、値動きには一定のリズムがあるとする考えには、サイクル理論のほかにも重要な理論があります。
以下に2つの理論をご紹介します。
- ダウ理論
- エリオット波動
ダウ理論とエリオット波動論に関しては、下記の記事でも詳しく解説していますよ!
FXで重要なダウ理論とエリオット波動論とは?基本原則と実践的なトレード手法を解説! |
その他の理論1:ダウ理論
一つ目に紹介する『ダウ理論』とは、テクニカル分析の基礎として扱われる重要な理論です。
まず、ダウ理論では、アップトレンドとダウントレンドを定義してからサイクルを分類しています。
具体的には、相場の波動をプライマリーサイクル、セカンダリーサイクル、マイナーサイクルの3つのサイクルに分けて分析します。
- プライマリーサイクルは1年~数年間の長期波動で、その中でさらに3つの局面に分けられる
- セカンダリーサイクルは数週間~数ヶ月の中期波動
- マイナーサイクルは数週間の短期波動
その他の理論2:エリオット波動
次に、おすすめのエリオット波動は「上昇5波、下降3波」で構成されます。
つまり、上昇相場は「上げ→下げ→上げ→下げ→上げ」の5つの波動の後、「下げ→上げ→下げ」の3つの波動で調整されるのです。
エリオット波動はフィボナッチ数列と深い関係性があります。
ほかのテクニカル分析とあわせて活用すると力を発揮するので、理解しておく点をオススメします。
FXのサイクル理論 まとめ
上記で紹介した「サイクル理論の活用法」を実践すると、今後はサイクル理論がどんなものかで悩むことは一切なくなり、相場のリズムを読み解くことができるようになります。
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
- 相場には一定の周期があるので、サイクルを知ることで次のタイミングが予測できる
- サイクルはローソク足の本数と、トランスレーションの形で状況を確認する
- サイクルは複数の時間軸を確認し、またサイクル理論だけでのトレードはしない
「慣れないし、難しいなぁ」と最初は思うかもしれませんが、一度身につけてしまえば、現在の相場状況の認識に役立つので、理解しておきましょう!
サイクル理論の使い方がわかったら、転換のポイントを見極めるのに有効な「フィボッチ」についての記事を読んでみましょう!
フィボッチについて詳しく知っているだけで、継続的に利益を出すことができるようになりますよ!
FXはフィボナッチ数列で攻略!継続的に利益を出す使い方4と注意点2つ |


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