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- FXでよく使われる”ショートポジション”の注意点は?
- FX用語の”ポジション”が知りたい!
- ポジションの決済を工夫すれば、税金対策できるって本当?
この記事で解説する「ポジションの仕組み・特徴3つ」を理解すれば、FX初心者でもポジションをもつ際のコツがわかり、ポジションの正しい使い方がわかります。
なぜなら、私もこの方法でポジションの特徴を知ってFXで稼げただけでなく、節税したいという悩みまで解決できたからです。
それでは、以下で「ポジションの基礎知識と注意点」について紹介していきます。
【FXの基本】ポジションとは?
FXにおいて、ポジションとは「外国通貨の持ち高」を指します。
FXは買い・売りの両方からエントリーでき、この「エントリーから決済まで」の期間はポジションを持っている状態です。
たとえば上の画像の通り、『1ドル=100円』のときに1000円分の通貨を購入して、『1ドル=105円』のときに売却をしたら、『購入から売却の期間』をポジション保有期間といいます。
なお、ポジションがゼロの状態を「スクエア」と呼び、決済してポジションを保有していない状態にする行為を「スクエアする」と表現します。
買いポジション(ロングポジション)
ポジションは、買いでエントリーした場合は、買いポジション(ロングポジション)になります。
たとえば1ドル=100円のときに、100万円で1万ドルを買う行為を「1万ドルの買いポジションを持つ」と言います。
これは、安く買い、高く売って利益を出すときに使うポジションです。
売りポジション(ショートポジション)
売りでエントリーした場合は、売りポジション(ショートポジション)と呼ばれ、高く売って安く買い戻すために使うポジションです。
FXでは現実に外貨を売るのではなく、ポジションの差金決済による証拠金の受け渡しだけなので、このような「空売り」が可能です。
たとえば証拠金100万円で1万ドルを空売りする行為を「1万ドルの売りポジションを持つ」と言います。
【FXの基本】ポジション決済とは?
ポジション決済は、「エントリーしたポジションと反対の売買をして、損失・利益を確定させる行為」です。
ポジションはいくら含み損・含み益があっても、「決済」しなければ確定しません。
なお、ポジションの決済により確定した損益は、FX口座に預けている「証拠金」に反映されます。
たとえば、1ドル=100円で1万ドルの買いポジションを持っているとします。
1ドル=99円で売り決済した場合、1万ドル×(100円-99円)=1万円の損失になり、証拠金から1万円引かれます。
【FXの基本】ポジションの特徴3つ
ポジションの特徴1:塩漬け
塩漬けとは、食べ物を漬物にして長時間置く行為に由来しており「含み損のあるポジションが含み益に転じる変化を期待して、長期間保有し続ける状態」を言います。
テクニカル分析などを理由に、相場の好転が根拠を持って予想される場合であれば、有効な場合もあります。
しかし、何の根拠も無しに塩漬けを続けると、含み損が拡大してロスカットされる危険性が上がってしまいます。
塩漬けは、利益になるまで待たないといけないため精神的にキツく、とくに初心者にはオススメできませんが、よく出てくる言葉なので知っておきましょう!
ポジションの特徴2:他トレーダーのポジションや売買比率を見れる
2つ目の特徴は「他のトレーダーのポジション・売買比率が見られる」点です。
これは、「今は買い時だから買おう」や「ポジションをもつのはやめておこう」などの判断基準になるメリットがあります。
なお、実際にポジションが見られるFX会社は、「外為オンライン」や「DMMFX」です。
引用:DMMFX
特徴3:ポジションの保有期間
株の場合、ポジションの保有期間が決まっており、信用取引では最大6ヶ月、先物取引では最大1年とされています。
そのため、もっと長い期間保有したければ、一度決済してから再度ポジションを持つ必要があるのです。(これをロールオーバーと言います)
しかし、FXの場合は、日々自動的にロールオーバーされているため、期間無制限でポジションを持てる特徴があります。
【FXの基本】ポジション保有時の注意点3つ
ポジションには下記3つの注意点があるので、気をつけましょう。
- ポジション管理を徹底する
- 売りポジション保有時は、マイナススワップになる
- 金曜日にポジションを持ち越さない
以下で、それぞれについて詳しく解説します。
注意点1:ポジションの管理を徹底する
1つ2つくらいのポジションを持っているうちは管理ができていても、たくさんのポジションを保有すると、管理が行き届かなくなる可能性があります。
経済指標の発表を見逃して損したり、スワップポイントがマイナスなのに保有し続けてしまう場合もあるのです。
そのため、管理の不行き届きによる損失を出さないためにも、売り買いのポジションの保有量を把握するのが重要です。
注意点2:売りポジション時のマイナススワップ
FXのポジションは、高金利通貨を売って低金利通貨を買うと、差額分の金利を「毎日支払う」デメリットがあります。
米ドル円やユーロ円など、低金利の国同士の通貨ペアなら支払う金利も少ないです。
しかし豪ドル円などの高金利通貨ペアは、うっかりして売りポジションを長期で保有しないように注意しましょう。
注意点3:週末にポジションを持ち越さない
週末にポジションを持ち越すと、取引ができない土日の間に相場変動が起き、週明けに思わぬ損失を被るリスクがあります。
とくに初心者は金曜日(遅くても土曜日早朝のクローズまで)にはポジションを決済しましょう。
FXのポジションに関するコツで税金がお得に!
FXでは、サラリーマンは年間20万円以上、無収入の主婦や学生は38万円以上稼いだ場合、所得税の確定申告が必要です。
ただし税金の計算上、未実現(確定していない)の含み益は除かれるため、年末に年間利益が20万円を超えそうなときは、ポジションを越年させて翌年に決済すると節税になります。
この場合、その年は税金がかかりませんが、住民税の申告義務は免除されないので注意しましょう。
FXの税金対策に関しては下記をご覧ください。
FXの税金対策とは?利益を減らさない節税方法10個を解説! |
【FXのポジション】まとめ
上記で紹介した「ポジションに関する注意点3つ」を把握しておくと、今後はポジションの仕組みで悩まず、相場の局面に応じて臨機応変にロング・ショートを使い分けられます。
最後にもう一度内容を確認しましょう。
- 塩漬けは避ける
- 複数持つときは管理を徹底
- 売りポジションを持つとマイナススワップがかかる
- 為替変動リスクを避けるため週末は持ち越さない
「保有期間が無制限なら、含み益に転じるまで塩漬けすれば大丈夫」と最初は思うかもしれません。
しかし根拠のないトレードは、想定外の大損になる危険性があります。
ポジションの特徴・注意点を理解して、根拠のあるエントリー・決済を心がけましょう。
ポジションについて理解できた方は、下記を読んで理解をステップアップしましょう。
【1分で理解】「ショート」は中級者向き手法!ロングとの違い・注意点 |
- FXの基礎を学びたい、これからFXを始めたい方
>>3分で理解できるFXの仕組み
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