- スプレッドの仕組みや特長を知りたい。
- FX各社のスプレッドって幾らなの?
- スプレッドを見る際の注意点とポイントを知りたい。
上記の疑問を解決できる記事を書きました!
この記事に書いてある「スプレッドのポイント・注意点3つ」を読めば、FX初心者でも損せずに利益を出すことができます。
なぜなら僕もFXを始めた当初、スプレッドの内容を知ったことで、取引のコストを下げられて現在も得しているからです!
それでは、「FXのスプレッドとは何か?」から解説していきます。
目次
FXのスプレッドとは?の解説
スプレッドとは「通貨を売るときの値段」と「通貨を買うときの値段」の差のことです。
上図はスプレッドが0.3銭の場合です。
BID(売値)は「通貨を売るときの値段」で、ASK(買値)が「通貨を買うときの値段」です。
スプレッドは投資家のみなさんにとって、取引コスト(≒手数料)になります。
よって、スプレッドが小さいほど、取引コストは低くなり有利にFXができます。
と思いがちですが、FX会社の多くは1,000通貨、もしくは10,000通貨を最小取引単位にしています。
よって、実質的な手数料は0.3銭ではありません。
なお、スプレッドはFX会社によって異なるので注意してください。
スプレッドの単位は [銭]と[pips]
スプレッドの単位は「銭」か「pips」のどちらかで表します。
通貨ペアの片方が円の場合は「銭」、通貨ペアが日本円以外の場合は「pips」と覚えておきましょう。
下記は銭とpipsを簡単に理解できる早見表です。
FX会社のスプレッドをチェック
*情報取得日: 2021年1月12日
*(※1):原則固定
*(※2):原則固定(例外あり)
*スプレッド(取引手数料):数字が小さいほうがコストが安い。通貨ペアは「米ドル/円」
*スワップポイント(金利差調整分):数字が大きいほうが高収益。通貨ペアは「豪ドル/円」
*取引単位:ドル/円でレートが100円(レバレッジ25倍)→1000通貨4千円、1万通貨4万円
*南アランド/円のみ10,000通貨単位
*基本7通貨ペア:米ドル/円、ユーロ/円、英ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円、加ドル/円、スイスフラン/円
スプレッドで会社を選ぶ際に、いくつか注意して確認すべきポイントがあります。
スプレッドを確認する際の注意点とポイント
スプレッドは「見た目の数字」だけを鵜呑みにして選ぶと、想定以上のコストを負担しなければならないことがあります。
ここでは数字を確認する際に、注意してほしいポイントを3つ解説します。
- スプレッドは原則固定と変動制があること
- スプレッドは約定力の高さが影響すること
- スプレッドは時間帯とタイミングによって変動すること
この3つのポイントに注意すれば、正しいスプレッドの選択ができるようになります。
スプレッドは原則固定と変動制がある
FX会社が提供するスプレッドには「原則固定」と「変動制」があります。
〇原則固定・・・
スプレッドが原則的に固定されている。しかし、経済指標の発表前後や為替レートが大きく動く際に変動する。
多くの会社がこのタイプを提供している。
〇変動制・・・
常にスプレッドが変動する可能性がある。取引量が少なくなる早朝などの時間帯に変動しやすい。
スプレッドは約定力の高さが影響する
約定力が低いと想定外のレートで決済してしまうことになるので、「見た目のスプレッド」以上のコストが発生します。
上図のように、スプレッドは必ずしも「見た目の数字」で決済できるとは限りません。
スプレッドで会社を選ぶ際は、必ず約定力の高さも確認した上で選びましょう
スプレッドは時間帯とタイミングによって変動すること
スプレッドは「見た目の数字」から大きく変動することがあります。
〇早朝などの取引量が少なくなる時間帯・・・
日本時間の早朝5:00~8:00は取引量が少なく、スプレッドが広がりやすくなります。
理由は日本の早朝AM6:00頃は、ニューヨーク市場のクローズ時間となるからです。
〇イベント時などの急激なレートの変化・・・
天変地異や重要な経済指標の発表(雇用統計など)時にはスプレッドが広がりやすいです。
このようなイベント時には、新規注文と決済注文が世界中で乱発するので、為替レートが一時的に大きく変動します。
FXのスプレッドとは? まとめ
今回解説した「スプレッドの意味と仕組み」を参考にしていただければ、間違ったスプレッド選びをするリスクは低くなります。
最後にもう一度、解説した内容を確認します。
- スプレッドとは売値と買値の差で、取引コストのひとつ
- スプレッドは変動する
- スプレッドで会社を選ぶなら原則固定
- スプレッドで会社を選ぶなら、約定力の高さを確認すること
- スプレッドが変動する早朝やイベント時は取引を控えること
スプレッドの幅は取引コストのひとつです。
正しいスプレッドの見方と選び方を理解し、低コストでFXができるようにしましょう。
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