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- スプレッドって何?
- どんな特徴があるの?
- FX会社によるスプレッドの比較を知りたい
といった疑問を解決できる記事になっています。
この記事で解説している「スプレッドとは?どんな特徴がある?」を読んで、スプレッドの特徴を知れば損失を小さくおさえていけますよ!
それでは、さっそく以下でご紹介していきますね。
FXのスプレッドとは?
スプレッドとは通貨の「売値」と「買値」の価格差のことで、FXの取引にかかるコストになります。
例えば、売値1ドル=100.110円 買値1ドル=100.113円の時、売値-買値を引くと0.003円です。
この売値と買値の差額(0.3銭)がスプレットです。
この差額が大きければ大きい程、FX会社へ支払うコストが多くなるので、スプレッドは狭い方がコストを抑えることができます。
なお、スプレッドはFX会社によって異なるので注意してください。
スプレッドの単位は [銭]と[pips]
スプレッドの単位は「銭」か「pips」のどちらかで表します。
通貨ペアの片方が円の場合は「銭」、通貨ペアが日本円以外の場合は「pips」と覚えておきましょう。
下記は銭とpipsを簡単に理解できる早見表です。
スプレッドの計算方法
スプレッドの計算方法は「通貨数×スプレッド」です。
例えば、スプレッド0.3銭で「米ドル/円」を1万通貨取引したとすると、
日本円以外の「pips」も計算式は同じです。
例えば、「1.3pips」で「カナダドル/米ドル」を「1万通貨」取引すると
例えば、スプレッド0.3銭 「米ドル/円」を1万通貨取引
この条件で1日3回取引すると
- 1日の取引で90円
- 1週間で450円
- 1ケ月で、600円のスプレッドが発生
スプレッドはどのタイミングで引かれるの?
スプレッドは、新規注文時に評価損益に反映された後、決済注文時のタイミングで引かれます。
保有している資産の購入時の価格と現在の価格の差額のこと。
- 購入時より保有している資産が上がっていれば、「評価益がある」
- 逆に下がっていれば、「評価損がある」という。
スプレッドが持つ特徴2つ
スプレッドには、どんな特徴があるのでしょうか?
ここでは、スプレッドの特徴を詳しくご紹介していきます。
- 通貨ペアごとに異なる
- 「原則固定」と「変動制」がある
1. 通貨ペアごとに異なる
スプレッドは通貨ペアやFX会社ごとに異なります。
その理由は、
・その外貨の取引量の多さによって変わるから
・FX会社ごとによって異なる手数料だから
例えば、
・「ドル/円」0.3銭
・「ポンド/円」0.8銭
・「ユーロ/円」0.2銭
・「トルコリラ/円」0.7銭
などです。
一般的に取引量が多く、動きが活発な通貨ペアはスプレッドも狭く、反対に取引量が少ない通貨ペアはスプレッドが高くなります。
市場は日々さまざまな影響を受けて変動し、各FX会社はこれらを考慮しながら、各国のスプレッドを決めています。
そのため、通貨ペアごとにスプレッドが異なり、各FX会社によっても異なるのです。
2.「原則固定」と「変動制」がある
スプレッドには、「原則固定」と「変動制」があります。
あらかじめスプレッドを「ドル円○○銭」と決めておくことを、「原則固定」といいます。
これは、複雑なスプレッドの仕組みを顧客が混乱しないように、あらかじめ、スプレッドを固定しておくための仕組みです。
一方で「変動制」は常にスプレッドが変動しています。
取引量が少なくなる早朝などは、スプレッドが変動しやすくなっています。
多くのFX会社は「原則固定」を取り入れており、「変動制」に比べてスプレッドが広がるリスクが少ないのが特徴です。
スプレッドが変動しやすい時間帯
スプレッドは時間帯によって大きく変動します。
例えば、日本時間の早朝5:00~8:00は取引量が少なく、スプレッドが広がりやすくなります。
これは、日本の早朝AM6:00頃は、ニューヨーク市場のクローズ時間となるからです。
また、重要な経済指標の発表(雇用統計など)時にもスプレッドが広がりやすいです。
このようなイベント時には、新規注文と決済注文が世界中で乱発するので、為替レートが一時的に大きく変動します。
このようなタイミングでは取引を控えるようにしましょう。
- FX会社のサービス開始・終了時間
- 大きな経済指標の発表の直前など
- 年末年始など
スプレッドの知っておくべき注意点 3つ
ここからは、スプレッドの注意点をご紹介していきます。
- 少しの差が損益を左右する
- 原則固定は解除されることがある
- レバレッジに比例して大きくなる
1. 少しの差が損益を左右する
スプレッドは、少しの差が損益を左右します。
1日に何度も取引を行うので、その分わずかなスプレッドの差が損益につながります。
例えば、
A 売値:105.778円 買値:105.776円(105.778-105.776=0.002)
・スプレッドは0.2銭(0.002円)
・この時1,000ドルを購入。
・0.002円×1,000ドル=2円
→支払う手数料は2円
一方で、
B 売値:105.778円 買値103.778円 (105.778-103.778=2)
・スプレッドは2円
・この時1,000ドルを購入。
・2円×1,000ドル=2,000円
→支払う手数料は2,000円です。
Aの時は2円の手数料を支払えばいいのに対し、Bの時は2,000円の手数料を支払う必要があります。
ほんの少しの差で支払う手数料が大きく変わるので、スプレッドの差はできる限り狭い方が利益を得ることにつながります。
2.原則固定は解除されてしまうことがある
スプレッドの特徴でご紹介した「原則固定」ですが、解除されてしまう場合もありますので、油断してはいけません。
そのため、経済不況などの混乱が起こると、為替市場の取引も全体的に少なくなり、原則固定が解除されてしまう恐れもあります。
「スプレッドが大きく変動し予想以上に手数料を支払わなければならない」といったことも十分起こりえますので、気をつけましょう。
- 世界的な経済不況が起こった場合
- 多くの投資家が、外貨や株などの資産を「売り」に出し現金に換える場合
- 多くの投資家が「売り」に出しているが、他の投資家も買いを控えているため、外貨がなかなか売れない場合
3.レバレッジに比例して大きくなる
レバレッジで取引を行う場合、スプレッドによるコストも大きくなります。
例えば、5万円入金し、1ドル=100円の時1万通貨購入したいとします。
100円×1万通貨=100万円の資金が必要
レバレッジ20倍かけ100万円分の取引を行う。
この時の取引で仮にスプレッドが0.005円だった場合、注文が確定した時点でスプレッドだけでも、5000円の手数料が発生します。
少ない資金に対して大きな取引を行うと、その分スプレッドによる取引コストも増えてしまいます。
また、場合によっては強制ロスカットされてしまうケースもあるので、十分注意して取引を行いましょう。
FX会社のスプレッド比較一覧
*情報取得日:2022年10月11日
*(※1):原則固定
*(※2):原則固定(例外あり)
*スプレッド(取引手数料):数字が小さいほうがコストが安い。通貨ペアは「米ドル/円」
*スワップポイント(金利差調整分):数字が大きいほうが高収益。通貨ペアは「豪ドル/円」
*取引単位:ドル/円でレートが100円(レバレッジ25倍)→1000通貨4千円、1万通貨4万円
*南アランド/円のみ10,000通貨単位
*基本7通貨ペア:米ドル/円、ユーロ/円、英ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円、加ドル/円、スイスフラン/円
スプレッドの特徴を正しく理解して慎重な取引を!
上記でご紹介した「スプレッドとは?どんな特徴がある?」を理解すれば、損失を抑えて利益を増やしていくことができますよ!
最後にもう一度内容を確認しておきましょう。
- 通貨ペアごとに異なる
- 「原則固定」と「変動制」がある
- 時間帯によって大きく変動する
スプレッドはFXで取引するにあたって必ずかかる取引コストです。
わずかな差で損益に大きくかかわってきますので、しっかりとスプレッドの特徴を理解して慎重に取引を行って下さいね!
スプレッドの仕組みについて理解できたら、コストを抑え、利益を狙っていくのに重要な「スリッページ」についての記事を読んでみましょう!
スリッページについて詳しく知っているだけで、自分の利益をしっかりと守っていく事が出来ますよ!
FXスリッページとは?低コストで稼ぐための対策2つと注意点2つを解説 |
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