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- 見ておくべき重要指標の種類を知りたい
- 重要指標が発表されるときはどうしたらいいの?
といった悩みを解決できる記事になっています。
この記事で解説する「重要な経済指標」を理解すれば、FX初心者でも重要指標を読みながら取引できますよ!
なぜなら、私もこの方法で重要指標の発表でトレードが失敗する悩みを解決できたからです。
それでは、以下で「FXに影響を及ぼす重要指標7つと通貨別の重要指標4パターン」について紹介します。
FXでは経済指標の分析が重要!
経済指標とは?
経済指標とは、各国の政府が発表する経済状況を示す数値です。
将来的な価格変動を予想するうえで非常に役に立つもので、ファンダメンタルズ分析の重要なデータになります。
FXは経済指標によってレートが動くので、これからの値動きを分析していくために重要なのです。
相場が反応しやすい時間帯に発表される場合が多いため、急な値動きに気を付けましょう。
なぜ経済指標を知っておくべきなのか
次の経済指標を知っておくと、大きなトレンドが発生する可能性が高い日時に向けたトレードを行えます。
なぜなら、トレンドが変わるほどの値動きは経済指標の前後で発生し、多くの投資家がそのデータを参考にして売買をするからです。
なかでも重要な経済指標は、相場への影響力が強く、発表の前後で100pips以上の大きなトレンドになる場合もあります。
リスク回避や利益拡大につながるため、発表される前にスケジュールを確認しておきましょう。
大きな価格変動が起こるポイント
大きな価格変動が起こるのは、重要度の高い経済指標の「事前予想」と「結果」が大きく乖離した場合です。
市場の予想外の数値になったときには、国家から個人投資家まで一斉に保有通貨の割合を変えるので、急激な取引量の増加につながります。
こういったパニック売買は支持線・抵抗線をあっさりと抜きます。
したがって、そこから流れが継続するのか、あるいはダマしで元の価格帯に戻るのかを見極める点も必要です。
経済指標の種類5つ
経済指標の種類は、ジャンル別に以下の5種類に分けられます。
各種類からチャートを予想する場合が多く、緊張感が高まっている国の重要指標では、過剰に反応する傾向があるのです。
たとえば、政策金利の決定が予想外になったときは大相場になりますが、予想とほぼ同じなら反応は限定的になります。
- 金利に関する指標(政策金利)
- 景気に関する指標(GDP、景況感調査、消費動向)
- 雇用に関する指標(雇用統計)
- 物価に関する指標(物価上昇率)
- 貿易に関する指標(貿易赤字)
FXに影響を及ぼす重要指標7つ
FXに強い影響を及ぼす重要指標は、以下の7つです。
- 米国雇用統計
- FOMC
- 日銀金融政策決定会合
- 欧州中央銀行(ECB)政策金利発表
- GDP(国内総生産)
- 小売売上高
- 鉱工業生産
すべての国をチェックする必要はなく、アメリカなどの先進国を押さえるとほぼ対応できます。
FXのトレードをするときには、とくに重要度が高い経済指標7つを知っておきましょう。
重要指標1:米国雇用統計
毎月第一金曜日に発表される重要指標が、米国雇用統計です。
経済指標の王様といわれるほど重要視すべき存在で、日本時間の夜に発表されています。
アメリカの雇用統計は景気そのものを表しており、米ドルの強弱に結びつくものです。
米ドルが動けば他の通貨にも波及するため、どの通貨ペアでも影響を受けます。
重要指標2:FOMC
アメリカの金融政策を決定する会議が、重要指標のFOMCです。
たかが1つの国の金融方針にすぎないものの、世界中の国が米国債などの米ドル建ての資産を保有しているので、世界の金融マーケットに絶大な影響を及ぼします。
日本時間で深夜の開催のため、自分の願望だけでポジションを持ち越すのは厳禁です。
重要指標3:日銀金融政策決定会合
日本の金融政策に関する事項を審議決定する重要指標が、日銀金融政策決定会合です。
発表時間が定まっていないため、発表までに値動きが激しくなります。
日本円が入っている通貨ペアがストレートに動くので、ドル円やクロス円を主に扱っている人は要注意です。
重要指標4:欧州中央銀行(ECB)政策金利発表
ユーロを使っている欧州の国は多く、欧州中央銀行(ECB)政策金利発表も重要指標です。
為替に与える影響は大きく、政策金利についての要人発言でも欧州通貨のユーロが反応します。
ユーロが動くとポンドの売買にもつながるので、ポンドの通貨ペアで取引している方も用心しておきましょう。
重要指標5:GDP(国内総生産)
各国のGDP(国内総生産)は、FXでも景気動向の総合的判断に使われています。
世界共通の重要指標で、市場影響度と注目度の2つとも政策金利の発表に並ぶほどの扱いです。
ファンダメンタルズ分析を極めるときに必ずチェックしておくべき数字になっており、国の現状と方向性が客観的にわかります。
重要指標6:小売売上高
百貨店・スーパー・コンビニなどの小売業者の売上額をまとめた重要指標が、小売売上高です。
消費動向に注目するうえで役立つため、発表されたら確認しておきましょう。
内需が増えている国は連鎖的にお金の流れが発生するので、他の通貨よりも価値が高まる可能性が高いです。
重要指標7:鉱工業生産
電化製品や工業品の生産高を表した鉱工業生産は、その国の経済力をチェックするのに適した重要指標です。
外需が高まれば国民の収入が安定するため、「小売売上高」と合わせて数値を見ておくと、より深く消費動向を分析できます。
国家のマクロ的な収入が継続的にあってこそ、雇われて働いている個人の消費も活発になるのです。
FX通貨別!価格に影響を与える重要指標4パターン
国ごとに重視すべき経済指標が変わってくるので、下記の価格に影響を与える重要指標4パターンを覚えておきましょう。
- 米ドル円
- ポンド円
- 豪ドル円
- ユーロ円
自分の扱う通貨と照らし合わせて考えれば、ユーロドルなどの他の通貨ペアでも通用します。
日本円が絡んでいる場合には、米ドル円の値動きにも注意を払っておくのがコツです。
パターン1:米ドル円
米ドル円は、「米国雇用統計」「FOMC」「CPI(米国消費者物価指数)」など影響を受ける経済指標が多い通貨ペアです。
チャートでは、他国の通貨と比べた場合の米ドルの強弱もチェックできます。
ニューヨーク市場の夜9時から12時はアメリカの経済指標が集まっていて、米ドル円がよく動く時間帯です。
経済指標で流れが変わった場合、高い確率でトレンド転換になります。
パターン2:ポンド円
ポンド円で重要になるのは、「BOE政策金利発表」と「CPI(英国消費者物価指数)」です。
EU離脱からとくにBOEの動きが相場に大きな影響を与えており、対ユーロでも極端な力関係になっています。
ポンドは経済指標に敏感に反応する通貨ゆえ、想定を超えたボラティリティに要注意です。
ダマしも派手な動きで、損切りの技術を要求されます。
パターン3:豪ドル円
豪ドル円の重要指標は、政策金利を決める「RBA(オーストラリア中央銀行政策金利)」です。
発表が日本時間の午後1時半のため、東京時間に相場が大きく動く特徴があります。
豪ドルはいきなり一方的な動きが発生するので、経済指標がないときにも油断は禁物です。
他の通貨が全体的に弱いのに対して、豪ドルだけ強い状況にもなります。
パターン4:ユーロ円
ユーロ円で大きな影響を与える重要指標は、政策金利に関する「ECB政策金利」です。
米ドル円の動きに大きく影響を受ける場合が多いので、視野を広くしておきましょう。
EUの要人発言や突発的なニュースでも動くため、ファンダメンタルズ分析によるフォローが欠かせません。
日本時間の夕方6時ぐらいにも、欧州の経済指標が集中しています。
FXの重要指標を知る方法2つ
FXの重要な経済指標を知る方法は、以下の2つです。
- 経済指標カレンダー
- TVニュース
適切な情報収集は、正しい売買の判断につながります。
定期的に確認して、重要指標を見逃さずにトレードしましょう。
FXの重要な経済指標を知る方法1:経済指標カレンダー
経済指標の日程を記したカレンダーが、各FX会社や投資情報の会社から発信されています。
重要度がわかるようにマークの数などで区別しているので、重要指標を一目でチェック可能です。
だいたい週単位で更新されているため、週末には次週の経済指標を確認しておきましょう。
経済指標カレンダーは特別なものではなく、ネットで簡単に見つけられます。
FXの重要な経済指標を知る方法2:TVニュース
FX専門チャンネルなどでは、注目されている次の経済指標や最近の重要指標による影響が発表されます。
初心者には一般向けのTVの定時ニュース番組も便利です。
しかし、ネットのFX専門チャンネルに比べて話題が遅れがちなので注意しなければいけません。
プロが愛用している最新情報や発表の様子を中継してくれる有料サービスを契約するのも、一つの手です。
FXで重要指標をうまく使うコツ2つ
重要な経済指標をうまく使うには、以下の2つのコツがあります。
- 他の分析と組み合わせる
- TVニュースで結果を見ない
必ず大きく動くわけではなく、サポートラインやレジスタンスラインを抜けない場合もよく発生します。
重要指標だけにとらわれず、常に広い視野で市場全体を見通す点を心がけましょう。
使うコツ1:他の分析と組み合わせる
重要指標などのファンダメンタルズ要素のみで分析するのではなく、他の分析と組み合わせるのがコツとなります。
なぜなら、チャートから判断するテクニカル要素も一緒に取り入れると、より正確な分析が可能だからです。
たとえば、ファンダメンタルズ分析で進みそうな方向に強固なラインがあるのかをテクニカル分析によって確認すると、精度が上がります。
使うコツ2:TVニュースで結果をみない
TVニュースで結果を見ないのも、重要指標をうまく使うコツです。
ニュース番組は発表までに数分かかる場合があり、その数分でチャートが大きく動いてしまうのが、見ない理由となります。
FXのチャート機能の1つであるニュース速報ならば、相場の動きに追従しながら重要指標の結果と影響をチェックできて便利です。
重要指標の分析がしやすいFX会社BEST2
重要指標をいち早く知るためには、分析の機能が充実しているFX会社がオススメです。
経済指標カレンダーの機能や、チャート画面に経済ニュースなどを表示する機能が備わっています。
ここからは、チャート確認と重要指標の分析を両立させられる、厳選した3社のサービスを詳しく紹介します。
おすすめFX会社1:GMOクリック証券
- チャートが見やすいFX会社が良い人
- テクニカル指標が豊富なFX会社を選びたい人
- 描写ツールがたくさんあるFX会社が良い人
GMOクリック証券は、ニュース配信社数が3社で信頼できます。
取引ツールの「プラチナチャート」は、チャート上でも経済指標のチェックをしやすく、高度なテクニカル分析も可能な優秀なチャートです。
重要指標から市場の反応まで自分の視界に収められるため、迅速な判断を行えます。
おすすめFX会社2:外為オンライン
- FX初心者
- 毎日のアナリストのレポートを知りたい人
- 中長期運用がしたい人
外為オンラインは、為替ニュース配信のために3社と提携しています。
最新のトレンドを取り入れたアナリストレポートなどの他にはないオリジナルの情報を多く発信しており、重要指標が気になる投資家に一押しのFX会社です。
チャートに市場ニュースを流しながら取引するスタイルも可能で、ベテランも愛用しています。
FXで重要指標を確認する際の注意点2つ
FXの重要指標は、2つの注意点を知っておくとスムーズに確認できます。
- 短時間で大きな動きをする可能性がある
- 大きな変動がないときもある
同じパターンが続くとは限らないため、いかなる動きになっても冷静に対応する点がコツです。
注意点1:短時間で大きな値動きする可能性がある
重要な経済指標が発表されるときは、短い時間で大きな動きをする可能性があります。
なぜなら、発表の前後でヘッジファンドなどの大手が売買注文をぶつけ合うからです。
個人がポジションを保有し続けるのはリスクが高いです。
ミクロの動きに振り回されないために、いったん手仕舞いしておくのも検討しなければいけません。
注意点2:大きな変動がないときもある
どれだけ注目度が高い重要指標でも、市場関係者の予想に近いときには為替レートがほとんど動きません。
なぜなら、その経済指標が発表される前に専門家が数値を予測していて、すでに市場に織り込まれているからです。
ニュースで「織り込み済み」と表現した場合は、このケースに該当します。
重要指標をチェックしてFX相場に対応しよう!
上記で紹介した「FXで重要指標をうまく使うコツ2つ」を実践すると、今後は重要指標の種類と発表されるときの対応で悩むことは一切なくなり、重要な経済指標を事前にチェックすることができます。
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
- FXの通貨別に価格を動かしている重要指標を覚える
- FXのトレードで重要指標をうまく使うコツを意識する
- 豊富な投資情報を配信しているFX会社で取引する
「慣れないし、めんどうだな」と最初は思うかもしれませんが、一度身につけてしまえば、重要指標から相場の動きを予測したトレードが簡単にできるようになります。
重要指標と関係が深いファンダメンタルズ分析のポイントを知るためには、こちらの記事がおすすめです。
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