- FXに必要な資金は?
- 資金管理で注意すべきポイントを知りたい
- 自分にとっての適正資金はいくら?
といった悩みを解決できる記事になっています。元大手信託銀行出身のクニトミが解説しますね。
銀行員時代は『投資、不動産、税金、遺言、相続』の5つの観点で、金融資産1〜5億のお客さまへのコンサルティングを行なっていました。
この記事で解説する「FXの資金3パターン・資金を決めるポイント3つ」を理解すれば、FX初心者でも自分で準備すべき金額を判断できます。
なぜなら、銀行員時代に習得したリスク回避方法を解説するからです。それでは、以下で「FXで用意する資金3パターン」から解説しますね。
目次
FXで用意する資金には3パターンある
FXに必要な資金はレバレッジ25倍で運用するとして、ドル円の証拠金を例にすると、1回のトレードで「45,000円」「4,500円」「4円」の3パターンになります。
これらを踏まえたうえで、自分にとって適切な初期資金を決められるよう、下記で詳しく解説していきます。
パターン1:トレード約45,000円からの会社の場合
多くのFX会社は、最低取引単位が1万通貨です。
1ドル=112円、レバレッジが25倍の場合
1万通貨の取引に必要な証拠金は、
1万ドル×112円÷25倍=44,800円となり、最低資金は約45,000円になります。
よって10万通貨の取引では、最低約45万円が必要で、
逆に約90万円あれば、20万通貨の取引が可能な計算になります。
FX国内口座数No.1!DMMFX
- 1万通貨単位で取引したい人
- 業界最狭水準のスプレッドで低コストに取引したい人
- スマホでも取引をする予定の人
- LINEや電話でのサポーつが充実しているFX会社が良い人
DMMFXは、FX口座数国内No.1で初心者から上級者まで人気のFX会社です。
1万通貨単位から取引ができるFX会社なので、ある程度の資金力を持っている方におすすめです。
ただ、スプレッド(実質的なFXの手数料)は業界でもトップクラスで狭いので、デイトレードから長期運用まで幅広い手法に適しています。
また、DMMFXはサポートが充実していることでも有名で、FX会社で唯一LINEでも問い合わせを行えるので、夜中でも安心して取引できますよ。
パターン2:トレード約4,500円からのFX会社の場合
一方、最低取引単位が1,000通貨のFX会社もあり、1万通貨と比べると10分の1の約4,500円の少額から取引できます。
取引量が少ないので利益は減りますが、損失を抑えられるメリットがあります。
少額投資は、初心者が相場の経験を積んだり、自分のトレードスタイルを模索しながらムリなく運用可能なのでオススメです。
初心者サポートが充実!外為オンライン
- FX初心者
- 中長期の運用を視野に入れている人
- 1,000通貨単位で取引したい人
- 情報が豊富なFX会社を選びたい人
- シンプルでわかりやすい取引画面がいい人
- 自動売買『iサイクル注文』で取引したい人
外為オンラインはチャート画面がシンプルでわかりやすいと有名で、初心者にもおすすめのFX会社です。
とくに自動売買『iサイクル注文』はリピート型で、FX初心者でも設定が簡単にできます。
また、情報コンテンツが豊富とトレーダーからは好評です。
無料セミナーは、アナリストによる為替レポートも毎平日見れるので、取引口座としてではなく情報口座として使う人も多いですよ。
パターン3:トレード約4円からのFX会社の場合
最低取引単位が「1通貨」、必要証拠金が「4円」と驚きの少額投資が可能なFX会社もあります。
数円~数十円でリアルトレードができるため、初心者の方におすすめです。
しかし、あまりにも少なすぎるために利益はほぼなく、本番の緊張感に欠けるデメリットもあります。
1通貨~取引可能で低コスト!SBIFXトレード
- 1通貨単位から程スプレッドで取引したい人
- 1万通貨未満で取引する人
- スワップポイントを運用したい人
- テクニカル指標の取り扱いが多いFX会社が良い人
- 約定力が高いFX会社が良い人
SBI FXトレードは、2019年オリコン顧客満足度(R)調査で、FX取引を継続したいと答えた人が92.7%もいるFX会社です。
魅力は何と言ってもスプレッドが米ドル/円0.1銭(※1,001~100万通貨 変動制)で取引でき、この数字はFX会社の中でもっとも低いです。ただ1万通貨以降は急激に広がるので注意しましょう。
また通貨ペアも26種類と非常に豊富で、様々な取引ができるためFX初心者方上級者まで人気です。
スマホツールも非常に使いやすく、シンプルなのでストレスを感じませんよ!
FXの資金に余裕をもつメリット
FXでは資金に余裕があるほうが、短期的な含み損でも待てるため、安全にトレードできます。
また、大きなトレンドが出た際にも余裕のある資金を用意しておくと、買い増しができるため、大きな利益を狙えるメリットがあります。
ここで注意すべきなのが、資金に余裕があっても、あなたで決めた「損切り」のルールは必ず守ってください。
たとえ資金に余裕があろうと、リスクヘッジして取引ができないとFXで安定的には稼げないので、注意しましょう!
FXの初期資金は1トレードに使う額の20倍を用意しよう!
毎回のトレードに使う金額が、初期資金に対して大きいと失敗のリスクが高まります。
たとえばトレード資金が100万円にも関わらず、レバレッジをかけて300万円分の投資をするとロスカットのリスクが大きくなるわけです。
そのため、まずは資金に余裕を持たせて運用しましょう。初期資金は、1回のトレードで損する可能性がある金額の「20倍」が目安ですよ。
なぜなら20回連続で失敗するとは考えにくいですし、資金に余裕を持っておけばロスカットされるリスクも回避できるからです。
具体例:FX資金を30万円用意する場合
FXの資金に30万円を準備しているとします。
この時、1トレードにいきなり10万円つぎ込むと、損した時に資産額の1/3から犠牲になり、FXでコツコツ稼ぐにはリスクが大きいです。
そこで、1トレードに使用する額を制限しながら取引をする必要があります。
ここで目安となるのが、「余剰資産額の5%を1トレードに使う」という考え方です。先程の例だと、30万円の5%、つまり1トレード辺り1万5千円が目安となります。
このように1トレード辺りの取引額を制限することがコツコツFXで稼ぐポイントです。
5%までしか使用しなければ不利なトレードを避けられるため、低リスクで運用可能になるのです。
FXの資金を決める3ステップ
FX初心者は、資金を決めるのに相当迷うと思います。
この見出しで書いてある「資金を決める3ステップ」を理解し、自分に合ったFX会社で取引を始めましょう!
ステップ1:余剰資金を作ろう
FXはあくまで「投資」です。
余剰資金でやるものであり、生活費を切り崩すべきではありません。
なぜなら、生活がかかると精神的なプレッシャーから冷静な判断がしづらくなり、余計なポジションを取ったり、損切りが遅れるなど悪影響が出るからです。
なるべく貯金は崩さずに、毎月の給料やお小遣いから、余剰資金をコツコツ捻出するとよいです。
貯金を崩す際は、30%を目安にしよう!
もし貯金からFX資金を切り崩す場合は30%を目安にしましょう!
銀行員時代にお客様の資産を守りつつ、投資することをご案内する際は40%を超えないようにご案内していたからです。
さらにリスクを回避するのであれば、30%で十分だと思いますよ。
ステップ2:余剰資金が9万円以下ならSBI FXで始める
余剰資金が決まれば、その金額に合わせた口座を選んで取引を始めましょう。
このとき、先ほどの「1回のトレード額は、損する可能性がある金額の20倍」を使い、下記がおすすめです。
- 余剰資金が9万円(=4,500円×20)より多い:最低取引単位が1,000通貨のFX会社
- 9万円より少ない:1通貨から取引OKな「SBIFXトレード」
ステップ3:トレードを重ねて余剰資金が増えたら取引額を増やす
FXに慣れてすぐに取引額を増やすのではなく、余剰資金ができてから取引額を増やす点が重要です。
余剰資金にあわせて、取引額を増やした方が良いケースもあるから気をつけよう!
FX会社によっては最低入金額が決まっている
FX会社によっては、1,000円や1万円、5万円など「最低入金額」が決められています。
そのため、最低取引単位が1,000通貨の口座を使うときでも、取引に必要な約4,500円だけではトレードできません。
このように、最低入金額にあわせて口座に振り込む場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
FXに必要な資金のポイントまとめ
上記で紹介した「資金3パターン・資金を決める3ステップ」を実践すると、今後はFXの必要資金を決めるのに悩むことはなくなり、自分に合った取引資金を決めて管理できます。
最後にもう一度内容を確認しましょう。
- FXで用意すべき資金パターンは3つ:「約45,000円」「約4,500円」「約4円」
【FXの資金を決める3ステップ】
- FXは「余剰資金」で運用する
- トレードを重ねて資金が増えたら取引量を増やす
- 用意できる資金によって、FX会社を決める
- FX会社によっては、最低入金額が決まっているので事前に確認しよう!
「めんどうな資金管理はなしで、とにかく大きく儲けたい」と最初は思うかもしれません。
しかし、大損して投資用の資金を失わないためにも、余剰資金で余裕を持ったトレードから始めるようにしましょうね。