- MACDとはどんな分析方法なのか知りたい
- MACDを使って利益を出すにはどうしたらいいの?
- 今やっている分析手法を変えたい
といった悩みを解決できる記事になっています。
この記事で解説する「MACD手法の使い方や注意点」を理解すれば、FX初心者でもMACDを使った分析手法を理解できますよ。
なぜなら、私もこの方法でMACDの正しい使い方を知りたいという悩みを解決できたからです。
それでは、以下で「MACDの正しい使い方と4つの注意点」について解説しますね。
※今すぐにMACD手法が使いやすいFX会社で口座開設したい方は、『テクニカル分析に適したFX会社2社』をご覧ください。
目次
FX分析方法の1つ!MACD手法とは?
MACDとは「Moving Average Convergence Divergence」を略したもので、オシレーター系インジケーターのひとつです。
移動平均をつかって相場を分析する手法で、売買のポイント、トレンドの向きや相場の勢いを分析できます。
・MACDを判断する4つの指標
MACDで相場を分析するには「シグナル線」「MACD線」「MACDヒストグラム」「ゼロライン」の4つの指標を見て、今の相場状況がどうなっているのかを判断していきます。
MACDでは、指数平滑移動平均を使っているので、単純移動平均に比べて相場に早く反応する点が特徴です。
売買の目安やトレンドの方向性、相場の勢いをはかるために使用されます。
- シグナル線
- MACD線
- ヒストグラム
- ゼロライン
1:シグナル線
シグナルとは、チャートがこれから上昇するのか下降するのかを予測する目安を指します。
また、シグナル線とほかの指標を利用してゴールデンクロス、デッドクロスの買いのタイミング、売りのタイミングを測れます。
2:MACD線
MACDは「移動平均収束拡散法」といい、MACD線は二種類の移動平均線を使って相場のトレンドを教えてくれる指標になります。
ここでは単純移動平均線ではなく、平滑移動平均線を使用しているので、単純移動平均にくらべて直近の価格を重視するように計算されています。
3:ヒストグラム
ヒストグラムは今どのくらい売られているのか、買われているのかの取引量を表す棒グラフです。
棒グラフの長さによって相場の勢いを判断する重要な指標になります。
また、買いが強いところから、売りに転換しそうなところも視覚的に把握できます。
4:ゼロライン
名前の通り数字のゼロの部分に平行に引かれたラインで、ゼロラインを超えているのか、超えていないのかなどで相場分析をする基準となります。
MACDの分析によく出てくる用語なので、覚えておきましょう。
・MACDの計算式
- MACD=EMA(短期)-EMA(中期)
- シグナル=MACDのn日間のEMA
シンプルではありますが、MACDは上記の計算式を使用します。
・MACDの一般的な設定
MACDは一般的に【MACD:9日(短期)、シグナル:12日(中期)、0(ゼロ)ライン:26日(長期)】で設定されている場合が多いです。
通常、この3つの移動平均線がそれぞれ交差するところを買いサイン、売りサインとして利用するのが一般的です。
【FX】MACD手法の使い方2つ
MACDを実際にどう使うのか、具体的に分析手法として、MACDの使う方法を2つ紹介します。
MACDを使うときに、以下の使い方を意識しておくとうまく使えるので、しっかり覚えておきましょう。
- ゼロラインをベースに確認する
- クロスするポイントを見る
1:ゼロラインをベースに確認する
トレンド中は、ゼロラインからシグナルとMACDが離れた距離にあります。
トレンドが終息傾向となり、レンジ相場になってくるとゼロラインに引き寄せられるようになります。
そのため、今の相場はトレンドがあるのか、相場に勢いがないのか判断するのに有効的なのでゼロラインを意識しましょう。
2:クロスするポイントを見る
MACD線とシグナル線が交差するところで、トレンドが変わるときがあります。
MACDが下から上へシグナルを抜けるのを「ゴールデンクロス」といい、これは買いのサインとなります。
また、MACDが上から下へシグナルを抜けるのを「デッドクロス」といって、売りのサインを意味します。MACDを見るときは2つの線が交差するところを意識しましょう。
MACD手法を使ったFXチャートの見方4つ
MACDでFXのチャートを分析する際には以下のコツがあります。
コツを理解すると売買ポイントなど見えてくるので、4つのコツをしっかり理解して正しいMACD手法の見方を身につけましょう!
- ダイバージェンスが現れているか確認する
- ヒストグラムで売買するポイントを見定める
- MACD線とシグナル線の動きを見る
- 上位足も併せて見る
1:ダイバージェンスが現れてるか確認
ローソク足とMACDでダイバージェンスが起こっていれば、相場が大きく変動する可能性があります。
つまり、相場の勢いが弱くなってきているので、そろそろ反転するかもしれないポイントがわかります。



2:売買するポイントを見定める
ヒストグラムが減少から増加に転換してきたら買いサイン、増加から減少に転換したら売りサインと見ます。
一旦、ゼロラインを転換すると、ある程度その傾向は続きます。
売りから買い・買いから売りの転換ポイントがわかるようになれば、その転換ポイントがエントリーする目印になるので、ヒストグラムの動きを見定めましょう。
3:MACD線とシグナル線の動きを見る
MACD線とシグナル線がともにゼロラインを上抜くとき、上昇トレンドの継続を意味し、下抜いた時には下降トレンドの継続を意味します。
2つの線がゼロラインに対してどういう動きをしているかでシグナルが現れる可能性があるので、MACD線とシグナル線の動きは合わせてみておきましょう。
4:上位足も併せて見る
上位足のトレンド方向に逆らわないように売買シグナルをうまく利用できれば、より精度の高いエントリーが可能になります。
MACDを使うときには、下位足(時間が短い足)だけで判断すると、ダマシにあう場合もあるので、下位足だけでなく上位足(時間が長い足)もあわせて見ておきましょう。
MACD手法などテクニカル分析に適したFX会社2社
以上のようにMACDの使い方や見方のさまざまなポイントを紹介してきました。
これから実際にMACD手法を使ってみたい方は、テクニカル分析に適したFX会社を選びましょう。
以下にオススメのFX会社を2つ紹介します。
・豊富なテクニカル指標を搭載したチャートツール:GMOクリック証券
- 1万通貨から取引したい人
- 取引ツールが豊富で使いやすいFX会社が良い人
- 豊富なテクニカル指標を使いたい人
- スワップポイントが総合的に高いFX会社が良い人
GMOクリック証券のツールの1つ「プラチナチャート」はチャート分析機能に特化しています。
利用可能なテクニカル指標も計38種類と豊富なため、MACDなどのテクニカル分析をするのにオススメです。
ほかの取引ツールも自社開発しており、「はっちゅう君FXプラス」や「GMOクリックFXneo」などPCやスマホで使える高性能なソフトが豊富にあります。
スプレッドも業界で最狭水準なので、取引コストを低く抑えたい方にオススメです。
・ヤフーグループ運営の:YJFX!
- 大手が運営しているという安心感が欲しい人
- スマホアプリで取引したい人
- 高機能なチャートが使いたい人
- チャート上で注文したい人
ヤフーグループが運営するYJFX!は、高機能なチャートツールをそろえており、操作も簡単なため初心者でも中級者でも使いやすいのでオススメです。
テクニカル分析でみえた売買ポイントを逃さないように、チャートを見たまま注文できます。
YJFX!のスマホアプリは40万ダウンロードを達成し、FX経験者からも初心者からも定評があるので、スマホアプリで取引したい方に人気です。
また、1000通貨単位からの少額取引が可能なので、初心者の方でもFXを始めやすい会社になっています。
FXでMACD手法を使う注意点4つ
MACDは相場を分析するのにとても便利なインジケーターですが、MACD手法を使う場合には気をつけなければいけない注意点もあるので、以下を頭に入れたうえで使いましょう。
注意点を4つにまとめたのでしっかり確認してください。
注意点1:レンジ相場ではダマシが多い
注意点2:MACD単独では使わない方がいい
注意点3:トレンドラインでしか効果を発揮しない
注意点4:短期の大きな値動きには対応できない
1:レンジ相場ではダマシが多い
レンジ相場では、ゼロライン付近でMACD線とシグナル線がごちゃごちゃに絡み合ってしまい、ダマシのシグナルが発生してしまいます。
トレンドが発生しないダマシが起こりやすくなるので、トレンドが明確かどうかを判断して取引しましょう。
※『FX ダマシ』に関する詳しい内容は、下記をご覧ください。





2:ボリンジャーバンドと併用がおすすめ
MACDは移動平均線をつかっているので、他のオシレーター指標に比べて、早くエントリーシグナルが表れてよいですが、単独で使用するのは難しいです。
MACDは基本的に他の分析方法と併用して使われる場合が多いため、MACD単独で使うのは正確な分析ができない可能性があります。
王道な組み合わせとして、『ボリンジャーバンド』を使用することが多いので試してみましょう!





3:トレンドラインでしか効果を発揮しない
MACDは、基本的にトレンドを分析する方法なので、レンジ相場ではあまり効果を発揮できません。
レンジでは有効的ではないので、トレンドラインを引きながら、トレンドが出ている点を確認してMACDを使っていきましょう。
4:短期の大きな値動きには対応できない
基本的にMACDは、移動平均線を根拠とした分析手法なので、相場が押し目や戻り目を作らずに短期的に激しく動くと、反応ができません。
激しい動きを把握しづらい欠点があるので注意が必要です。
【FX】MACD手法の使い方を習得して勝てるようになろう!
このMACDの使い方をマスターすれば、トレンドを見極められるようになり、相場分析に根拠を増やすことができ、トレードの精度をあげることができます。
ぜひMACDの使い方を覚えて、実践で使えるようになりましょう!
上記で紹介した「MACD手法の使い方や注意点」を実践すると、今後はMACDを使い方がわからないと悩むことは一切なくなり、トレンドを見極められるようになるので、MACDを使って利益をあげられるようになります。
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
- MACD線とシグナル線がクロスするところとゼロラインとの位置関係に注目する
- ヒストグラムの状況やダイバージェンスの発生などで相場環境を把握する
- MACD単独でつかうのではなく他の分析方法と合わせて使うことが大切
他のテクニカル分析も知りたいという人は以下のリンクも見てみてください。
相場の分析方法を増やすことで、FXの相場分析のレベルアップをしていきましょう。




